この光 水害からの復興に
燕三条JCが仮設住宅にクリスマスツリー
 新潟県の(社)燕三条青年会議所(韮澤拓理事長)は、12月13日、三条市内6カ所にある7・13水害の応急仮設住宅にクリスマスツリーをプレゼント。うち、市内でもっとも規模の大きい月岡地内の仮設住宅では、午後5時から点灯式が行われ、美しいイルミネーションが夜空を明るく照らし出した。

 ツリーは、燕三条青年会議所の上部団体の日本青年会議所が、中越大震災の被災地にプレゼントすることを企画したもの。その中で燕三条青年会議所では「この地域には、水害による仮設住宅が未だある」と、水害の仮設住宅の分も合わせてプレゼントを依頼した。

 三条市内の各仮設住宅に住んでいる人から歓迎の声が上がり、実現した。
 
 月岡地内の仮設住宅では、、点灯式前の午後4時くらいから、子どもたちの手で、ボールなどの飾り付けを行った。点灯式には、仮設住宅で暮らしている人を中心に、数十人が集まり、点灯を待ちかねていた。特に、飾り付けも行った子どもたちは、喜び方も激しく、歓声を上げてあちこちを走り回っていた。

 まず韮澤理事長が、仮設住宅にツリーをプレゼントすることになった経緯を説明し「私も被災した1人として、一番危惧しているのは、建物の被害ではなく、子どもの気持ちの部分。ささやかだが、このツリーが子どもたちの楽しみの1つになれば」と期待を込めた。

 続いて、来賓として招かれていた高橋一夫市長は「仮設住宅が建って、もう4カ月になる。入居されたみなさんが不自由な生活を強いられていることを、ひと時も忘れたことはない。仮の住まいではあるが、よい人間関係をつくって、よい地域にしてもらえればと思っています。きょうは、青年会議所のみなさんが、クリスマスツリーを寄贈してくださった。暗い話の多い中だが、温かい話題を提供してくれたことに心から感謝したい。この光は、クリスマスとしてだけではなく、復興に向けての光だと感じている。この木はいずれ消えていくが、心の中に点灯した灯を復興への熱い願いの灯としなければ」と呼びかけた。

 続いてカウウントダウン。カウント10から、参加者全員で「9、8、7…」と声を合わせ、点灯。一気に周囲が明るくなり、子どもたちのボルテージも最高潮に達した様子で騒ぎまわっていた。また、大人も携帯電話で写真をとるなど、思いがけないクリスマスプレゼントに心を躍らせている様子だった。

 ツリーは、来年1月15日まで仮設住宅を照らす。
                                                (重藤)