(有)日中ビジネス研究所
商品開発、輸入品販売に力点
ツーボー市のセラミック透水性レンガ総代理店に
新しい経営方針語る王さん 日中貿易のコンサルティングと桐製品などの販売を手がけている新潟県加茂市五番町、(有)日中ビジネス研究所(王裕晋代表取締役)は、創業から6年を経過し、さらに、セラミック透水性レンガの輸入販売など、直接的な、商品の輸入、販売に力を入れていく方針だ。

 王さんは、中国出身で、新潟大学に留学し、国際マーケティングで経済学博士号を取得、新潟大学、新潟経営大学の非常勤講師を務めるかたわら、加茂市の企業などの支援を得て、日中ビジネス研究所を設立。加茂市内の企業はもとより、広く県内の企業と中国企業との貿易の架け橋として、コンサルタント業務を行ってきた。

 しかし、地元企業の貿易は、比較的規模も少なく、ビジネスが成功しても、そう多くのコンサルタント料を得ることができない。大手の業務代行料でも3%程度で、諸経費を考えると、赤字になるケースも少なくない。

 そこで、中国で製材された桐材や、桐のフローリング、風呂場のマット「素っ桐」などを企画開発して、中国で生産、輸入して、加茂市内の箪笥、建築関係の企業に販売するなど、輸入販売業務を手がけ、実績を上げてきた。

焼印で押されたブランド「素っ桐」 王さんは、日中貿易のコンサルタント業務で役立つという理想は、しばらく脇において、中国で生産している商品を輸入して販売する方向に重点を置こうとしている。

 今回、新たに輸入を手がけたセラミック透水性レンガは、加茂市との友好都市、中国のツーボー市で生産しているもので、同研究所が日本での総代理店になっている。

 アスファルトやコンクリート舗装と違い、雨水を地下に浸透させるので、地下水の補充に役立ち、浸透した水が、逆に蒸発してヒートアイランド現象を起こさないなど、環境にやさしい。それに、強度が高く、磨耗しにくいなどの特性を持つ。

 道路や歩道、自転車道、公園、学校、保育園、駐車場、庭の敷石などに利用する。一枚のブロックが、目の細かい上部と、目の荒い下部の二重構造になっている。雨が降っても水がたまらないし、乾きも早い。目が細かいと、泥などが入りにくい。また、下部は目が荒いので透水性がよくなる。中国国内での特許を取得している優れもの。

 日本でも、岐阜県などで、瓦の再生利用で製作し、大手のイナックスなどが、磁器のリサイクル商品として、中国から輸入している。

 同研究所では、新潟県工業技術総合研究所で、曲げ強度試験を行い、日本の歩道、車道、駐車場などの規格品質をクリアしていることも証明済み。

 昨年10月、新潟市・朱鷺メッセで開かれたスーパーハウジングフェアに見本を出展。建設業者などの反響がすごかったと言う。

 地元の建設業者はもとより、新潟市のゼネコン、設計業者、公的機関の土木部門とも、商談に入るなど、反応はいい。品質がいいだけでなく、チンタオから新潟東港まで、直通で、コストを低く押さえているから、販売価格も比較的安く抑えられる。

 王さんは、「原則、受注してから輸入したい。受注から納品まで1カ月あれば十分。そうすることで、無用な在庫を増やさないで済む。在庫管理費用をはじめ、さまざまなコストを削減でき、結果的に安い価格で提供できる」と、話している。

 小売企業価格は、3坪平均で、8400円から9450円、卸価格は、取引条件にもよるがかなり大幅にダウンしている。カラーは、砂黄色、鉄赤、グリーン、ブルー、白などがあり、好みに合わせて、選べる。    
                                                (社主)