各店が努力するしかない
市長と若手後継者の懇談会
 新潟県燕市では、若手の商業者から、商店街の実情や課題、アイデアを聞き商店街活性会につなげようと、4月20日午後7時から、燕商工会議所で、市長と若手後継者(経営者)の懇談会が開かれた。

 出席した7人の後継者、若手経営者らは「個店、個店の営業努力が一番必要」とし、「まちづくりのなかでの商店街活性化」や商店街の体制、活性化イベントの問題点等について話した。

 懇談会には、市内の若手経営者、後継者7人と高橋甚一市長、商工振興課長、笠原庄司燕商工会議所専務理事、同商工会議所の担当職員らが出席した。

 高橋市長は「郊外への大型店の進出など、旧来の商店街はどこでも苦戦している。燕市は歴史的遺産、観光資源が少なく、そういうものがあるまちに比べて集客力が弱いので、まず産業が活発にならねばならない。合併をすれば楽になるとは考えていないが、合併を期に合理化を進め、吉田、分水と産業集積をより発展させていきたい。商店街に対しては、なにをするかが難しいところ、良いアイデアをお話しいただければ、市も商工会議所とも協力して、側面から協力したい」と挨拶した。

 次に若手経営者らが、自己紹介を兼ねて商店街活性化イベントに携わった感想や問題点などについてひとことずつ述べた。

 200mいちびや、チャレンジショップについては、積極的に存続を望む声のほか、「やる気のない店主もおり、そういう人たちをまとめていくのは大変」や「外から見ると、チャレンジショップは安い家賃でという考えしか感じられない。我々も含めてチャレンジする姿勢が見えるくらいの決意が必要」など厳しい意見も出た。また、「チャレンジショップを通して、今商店街に来ていない人に商店街に足を運んでもらう難しさを実感した。いままで来ていない人に足を運んでもらう事、いままでも来ていた人に、より密に足を運んでもらう事の両方を考えなければならない」という意見もあった。チャレンジショップ併設のボックスショップは、今後、委託販売など販売方法の変更を審議するという。

 ほかに、「外れに店を構えているが、お客に利用してもらおうと必死に策を練っている。総体的に商店街の店は閉店が早いのでないか。行政に助けを求めるのでなく、個店、個店が努力するしかない」という意見や「商店街活性化だけを考えるのでなく、まちづくりのなかの一つとして考えてみたらどうか。また、市役所の事業では各課ごとにダブりがある。そういうものを全体としてまとめてはどうか」などの意見が出た。

 懇談会では、これらの意見を参考に、市内商店街ののスタンプカード統一、商店の開閉店の時間、交通機関の充実、市や商議所への要望として商店の広報、告知などが話し合われた。

 商店開閉店の時間については、お客の利用する時間を考慮して閉店時間を遅くするなどの意見、「交通機関の充実では市内循環バスを3・8の市の日にも商店街内を走るようにしては」という意見があがった。

 ほかに、「Sカードの満額券をタンポポや文化会館のイベントチケットにも使えるようにしては」というもの、「歩いている人の顔がわかるのも商店街の魅力として、安心安全な商店街づくりをするなど、違った意味での魅力づくりも」という意見もあった。
                                                (外山)