コロナ 当期利益28億円余
エコキュートなど住設機器好調で
 新潟県三条市東新保、(株)コロナ(内田力社長)は、5月18日、決算取締役会を開き、当期利益28億6500万円で、前期の7億4400万円を大きく上回った平成16年3月期連結決算、6月26日付で現事業戦略部担当上席執行役員、小林一芳氏を取締役、公認会計士杉山茂八氏を社外非常勤監査役とする役員の異動、平成17年3月期から19年3月期までの3カ年間の「第3次中期経営計画」を発表した。

 今期も、経営環境は、個人消費の停滞、競争激化による市場販売単価の下落、低水準の新設住宅着工戸数など極めて厳しい情勢だった。 

 そのなかで、同社では、第2次中期経営計画に基づき、「事業構造の変革」及び「プロセス構造の変革」を進め、積極的な商品開発、粘り強い営業活動を展開。

 石油暖房機器は、業界初の除菌・脱臭機能を追加した石油ファンヒーター『iX』を投入、シェアを拡大、伸び悩んだ寒冷地向けストーブの落ち込みをカバーして、全体としては281億7000万円、前期比0.1%増と現状を維持した。

 空調・家電機器は、健康イオン・エアコン『異風人』シリーズとウインドエアコンなどでニューモデルを投入したが、冷夏と市場販売単価の急激な下落で、102億7200万円で、前期比21.9%減と大きく落ち込んだ。

 これらの不振をカバーして、大きく全体の売上増に貢献したのが、住設機器。快適性と効率を向上させたエコキュートのニューモデルのほか、集合住宅専用タイプ及び給湯・暖房両用の多機能タイプを投入、電力会社、ハウスメーカーとの強力な販売体制の推進が奏効。オール電化住宅の増加と政府のエコキュート導入補助金も追い風になって、販売台数が1.5倍に伸びた。石油給湯機、快適・クリーン暖房と温水ルームヒーターの拡販に努力。住設機器全体の売上高は260億7500万円、前期比16.5%増となった。

 当期連結決算の売上高は700億2600万円、前期比1.0%増、経常利益36億8100万円、前期比67.1%増、厚生年金基金代行返上益もあって、当期利益は、28億6500万円、前期比284.8%増となった。

 期末配当は1株あたり9円50銭、年間配当18円。

 次期の目標は、売上高720億円、前期比2.8%増、経常利益33億円、前期比10.4%減、当期利益19億円、前期比33.7%減を見込んでいる。      
                                                (社主)