三条DIY振興会解散へ
時代移り、役割終える
 新潟県の三条DIY振興会(高橋司会長・会員44社)は、6月の総会をもって解散する。

 同振興会は、昭和55年に結成されて以来、毎年、地元からのDIYショウへの出展企業を、三条産地ブースとして取りまとめてきたほか、流通関連の講演会、研修事業などを進めてきたが、近年は、研修への参加など、事業の効率が、芳しくなかったという。

 三条市からのDIYショウ出展企業への助成金がゼロになったこともあり、高橋会長は「振興会の役割が終わったのではないかと思っている」とする。

 高橋会長は、昨年12月の理事会において「振興会の役割は終わったのではないか」と提起し、役員と話し合いを経て、解散を決めた。

 会員にも、アンケートを実施し、会のあり方などを聞いたが、会員の7割が会を解散してもよいという回答だった。

 高橋会長は「すでに、副会長の時から、会の存在を考えていた」と、数年前から解散することを念頭に置いていたという。

 DIY振興会は、市からの見本市出展の助成の受け皿、設立当初はよく知られていなかったホームセンターや流通業界の状況を、地元に知らせることなどを目的に設立された団体。

 しかし、年数が経つ中で、見本市の出展助成金は、平成15年度からゼロとなり、ホームセンター業界も知られるようになった。

 同振興会の事業のうち、特に研修やホームセンターの視察事業では、参加率が低く、役員も苦労したという。

 高橋会長は「人を集めるだけで大変。若手社員を対象にした工場見学を企画した時などは、応募がゼロだったこともあった。金物卸商社もメーカーも『そこは、見ている』という。こういうことは、個々の企業でも十分に行えることであるということ。情報などもインターネットで十分に取得できる」とする。

 また、「私としても、振興会のさらなる役目を考えてみたが、見出せなかった。例えば、先般の消費税の総額表示問題などで、DIY振興会は圧力団体とは成りえない」ともする。

 ただ、今後については、新たな気運が盛り上がることにも期待を寄せており「DIYを振興する団体は、全国で三条にしかないので、解散しないでほしいとの声もある。私としては、今後、年数が経つ中で、別な形での団体が出来上がってもよいのではと考えている。なので、今回の解散は、発展的解散」とする。

 今後、DIYショウへの出展企業の取りまとめは、商工会議所で新たに立ち上げる販路開拓委員会が行うことになっている。

 高橋会長は、「解散に当たって、商工会議所と打ち合わせをしたわけではないが、ちょうど、このような委員会が立ち上がってくれるので、見本市出展に関しては引き続きスムーズにできそうだ」とする。
                                                (重藤)