地域の人にも使ってほしい
人工芝サッカーグラウンド完成 新潟経営大
 新潟県加茂市希望ヶ丘、新潟経営大学(蛯名保彦学長)は、このほどグラウンドの改修工事を行い、人工芝のサッカー専用施設を作り、5月1日にオープニングイベントを開催した。人工芝のサッカー専用グラウンドを設置したのは、同大学が県内で2校目。

 同大学はスポーツ活動の活性化のため、バスケットボールとサッカーの強化に力を入れてきた。

 現在サッカー部には、1年から3年までで部員数60人ほどと大所帯。来年度になれば80人を超えるとの見通しだ。

 しかし今までの土のグラウンドでは、雨天が続いたり、雪が降り積もれば解けるまで使えないため、通年の練習は難しかった。

 そこで日本一を狙うにあたり、雪以外ならオールシーズン使える、人工芝のグラウンドとした。

ゴムチップが入った真新しい人工芝 人工芝は、住友ゴム工業の「ハイブリッドターフ」。芝丈を従来の2倍から3倍の50ミリから60ミリにしたロングパイル人工芝を使い、天然芝により近い感触を実現し、ロングパイル人工芝に目砂と細粒ゴムチップを詰めることで、プレーヤーが受ける衝撃を緩和し、透水性も向上させたもの。

 同大学サッカー部の堀井文大総監督は「当初は小さなアリーナの建設や、天然芝を入れる計画もあった。少し考えている間に、日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンが、人工芝を推奨し出したため踏切った」と、いきさつを話し、「人工芝は半永久とは言わないが、天然芝よりメンテナンスがいらない。土の上のサッカーじゃ技術は上達しない。芝が不可欠。それに転んでも怪我しにくい」と、芝の重要性を説く。

 改修工事は今年1月20日から開始され、途中、雪で中断し3月に再開。4月末に引き渡された。

 総工費は、9270万円。

 国際試合もできる105メートル×67メートルの人工芝グラウンドは、フェンスではなく周りを天然芝で囲い、砂などが入らないようにしている。

 オープニングイベントでは、同日、県の60歳以上のシニアサッカーチームが結成された記念ゲームと、地元や近隣中学生チームの試合、同大学サッカー部紅白試合が行われた。

 シニアサッカーチームは、50歳以上で構成するサッカーチーム、ソレイユ柏崎と対戦。シニアチームのメンバーは、この日初めて顔を合わせたが、息の合ったプレーで応戦した。中学生チームは、地元の加茂葵中と田上中、近隣の五泉中と長岡JYFCの4チームが参加し、白熱した試合を見せた。

 試合に参加した人や応援に来た人などは、真新しく、まだゴムチップの匂いがする人工芝のグラウンドに足を踏み入れ、「柔らかいね」「天然と変わらないね。いいグラウンドだ」などと感想を言い合い、プレーを楽しんでいた。

 同大学では、今後、公式試合の会場として提供するほか、体力や健康づくりなどスポーツ科学分野の促進を図るため、地域スポーツ振興の場として、地元の人などに、積極的に利用してほしいとする。

 なお後日、オープニングセレモニーを開催する予定だ。     
                                                (廣川)