往年の技光るプレー続出
新潟県初の60歳以上のシニアサッカーチーム 
「キングスター新潟」結成
 新潟県内初の60歳以上のシニアサッカーチーム「キングスター新潟」が、5月1日、結成され、加茂市希望ヶ丘、新潟経営大学の人工芝サッカー専用施設完成のオープニングイベントとして、記念ゲームを行った。

 同チームは、新潟県が来年度、北信越シニアサッカー大会の開催県だが、新潟県にはシニアチームがなかったことから、来年度を見据えて新潟県サッカー協会の星野睦夫副会長や同大学サッカー部の堀井文大総監督らが呼びかけて結成したもの。

 この日は12人が記念ゲームに駆けつけた。集まった選手は、昭和39年に開催された新潟国体に出場した選手や、サッカーチームの指導者など、そうそうたる面面。

 メンバーらは、この日が初めての顔合わせで、ゲーム前にちょっとしたミーティングの後、すぐに試合に移った。

 記念ゲームの対戦相手は、50歳以上で構成する「ソレイユ柏崎」で、県内屈指の強豪チーム。試合は20分ハーフで行われた。

 ソレイユ柏崎の息の合ったプレーに対し、キングスター新潟側は、グラウンドの選手もベンチの選手も、大きな声を掛け合いながら順番に選手交代して応戦。派手なスライディングなどはなかったものの、見事なパスやドリブルなどを披露した。

 観戦していた経営大サッカー部員も「すごいね」「滑らかな動きだよね」などと感心するほど。

 前半戦が終わると、「12年ぶりに試合に出たよ」「ちょっと走るだけで、心臓がバクバクいってるよ」「若い頃のイメージ通りには体が動かないね」などと、苦笑いしながら感想を交し合っていた。

 同チーム最高齢は、72歳の柏崎市在住の近藤康信さん。近藤さんは、柏崎体育団副団長。サッカーを始めたのは県立柏崎高校時代。「あの当時は蹴球部と言われていた。私の場合、中学校の体育教師をしていたし、新潟県サッカー協会の会長を務めたこともあったので、プレーはともかく、サッカーに携わる時間は、ほかの人よりも長いかもしれませんね」とし、「サッカーは一番面白いスポーツ。世界各国で行われていることからも、魅力的だということがわかる。新潟は『サッカー不毛の地』と言われていたが、アルビレックス新潟をはじめ、サッカー人口も増えてきたことが、何よりうれしい」とにっこり。

 試合中、「おじいちゃん頑張れー」と、かわいい孫の声援も飛び、「これが一番うれしい。元気が出るね」などと、目を細める場面も見られた。

 試合終了後、結成会を開催。チーム名や代表者、今後のスケジュールなどについて話し合った。

 同チーム代表に星野副会長、監督に近藤さん、キャプテンに岡喬さんとした。

 今後は協会登録し、7月に富山県で開かれる北信越大会に出場するため、同大学の人工芝サッカー専用施設で練習を重ねる予定だ。

 なおキングスター新潟では、メンバー募集中。60歳以上でサッカー好きであれば、誰でも歓迎するとのこと。

 同チームに関する申し込み、問い合わせは、事務局の星野さん(TEL025・245・2869)へ。
                                                (廣川)