田上町・新助役に小林壽英収入役
初の収入役事務兼掌の助役誕生
新潟県田上町は、5月13日午前9時半から、平成16年第3回田上町議会臨時会を開き、小林壽英収入役を助役に選任することを全会一致で承認。同日付で小林新助役に辞令を交付した。
同人事により、同町では収入役を置かず、助役が収入役事務を兼掌することとなった。助役が収入役事務を兼掌するのは、同町では初めてのケース。
小林新助役は「精一杯、町長を補佐していきたい」と就任の決意を述べた。
佐藤邦義町長は、議案の一つである、助役の選任について、小林収入役を提案、承認を求めた。佐藤町長は「遠藤助役が今年2月10日付けで退職したことにより、それ以降、助役が空席となっていた。私自身、地方自治法に基づき、早急に置く必要があると感じていた。小林収入役を承認いただければ、本日付けで直ちに選任したい」と話し、同意を求めた。
同案件は人事案件なので、委員会付託を省略。起立採決では、全員起立で承認した。
承認後、休憩の間に小林新助役に辞令を交付した。
小林新助役は、昭和22年生まれで、現在56歳。昭和41年に田上町役場に奉職。同総務課長を経て、平成12年12月に収入役に就任した。
小林新助役は、就任の挨拶で「厳しい状況の中、助役に就任することの責任の重さ、事の重大さに戸惑っている。浅学非才で微力な私ですが、町長を補佐していくことを決意している。今後とも皆様のご指導、ご鞭撻を宜しくお願い致します」と述べ、議場の収入役席から隣の助役席に移った。
佐藤町長は、助役の収入役事務兼掌について「以前から収入役を廃し、助役を2人置き、どちらかが財政担当するなど、担当を分けて対応してはどうかと考えていた。議員にも話したことがあるが、3人も置かなくてもいい、という意見もあった。町の会計事務は簡素なので、特に独立機関は置く必要もない。今回、助役と収入役の兼職ではなく、収入役の職を廃し、収入役事務を兼掌することで、コスト削減にもつながる」と話す。
地方自治法第168条第2項によると、市は収入役を必ず置かなければならないが、町村は条例で収入役を置かず、町村長、または助役をしてその事務を兼掌することができる。
同町でも、新たに田上町収入役事務兼掌条例を制定し、「収入役を置かず、助役をしてその事務を兼掌させるもの」と定めた。
その後、同臨時会に提案された、平成15年度田上町一般会計補正予算などの専決処分や条例制定、改正など10議案を、それぞれ総務産経、教育厚生、建設企業の3常任委員会に付託。本会議休憩中に各常任委員会を開き、審議した。
3常任委員長報告は、すべて原案通り承認で、本会議でも委員長報告通り可決し、午後2時15分ころ閉会した。
(廣川)
