地鎮祭 滞りなく
拝殿解体時棟札出ず 三条八幡宮
切麻散米する藤崎宮司 拝殿などの再建に向けた作業が進められている新潟県三条市八幡町、三条八幡宮(藤崎重康宮司)では、6月13日午前10時から、地鎮祭を執り行い、工事の安全を祈願した。

 再建は、再建奉賛会(捧賢一会長)によって進められているもので、5月の三条まつり以降、拝殿などの取り壊しが急ピッチで進められ、この日の地鎮祭に至った。新しい八幡宮は、来年の三条まつりまでには竣工する予定。

 地鎮祭には、再建奉賛会のメンバー以外にも一般の参列者も多く訪れ、120人が儀式を見守った。

 会場には、大きな2つのテントを設置。拝殿の跡に神事を行うテント、参道に参列者が入るテントを設けた。参列者の入るテントは、大型のものだったが、入りきれず、入り口附近で儀式を見守る姿も見られた。

 儀式は、午前10時10分ころに始まった。斎主の藤崎宮司を先頭に5人の神官が入場。修祓之儀、降神之儀、祝詞奏上、切麻散米之儀など、地鎮祭の儀式が進められた。

 刈初・穿初之儀では、神前に設けられた土の山に立てた草を、捧会長が鎌で「えい、えい」と、草を刈る動作をして、土地の平安を願った。

 また、玉串奉奠は、奉賛会役員や寄付を行った市内でも大手に数えられる事業所代表者ら十数人が供え、八幡宮再建事業の大きさを感じさせた。

 儀式滞りなく終えた藤崎宮司は「大神様のご加護で天候に恵まれ、きょうを迎えることができた。解体前の拝殿の姿を思い浮かべ、ここに来られた方は驚かれたと思う。それぞれ、八幡宮に対しての思いを持っておられるでしょう。拝殿の解体中に、建築年月日などを記した棟札が出てくると思っていたが、何処にもなかった。明治、大正にかけて行われた大事業にまさるような事業を1年で行うことは、大変喜んでおります」と挨拶。午前11時20分ころに閉式した。
                                                (重藤)