不況型の倒産多く
県保証協会 H15年度統計に見る
 新潟県信用保証協会によれば、平成15年度の代位弁済は1500件、131億1200万円(100万円未満切捨て、以下同じ)で、前年度比21.4%減。額は減ったが、売上げ受注減による不況型倒産が目立った。

 一方、保証承諾は2万3530件、2440億6800万円で、金額ベースでは、前年度比12.5%増。しかし、資金繰り円滑化借換保証や県の制度融資など、運転資金としての後ろ向きな資金需要が中心だった。

 代位弁済の業種別では、全体の減少を受け、ほとんどの業種で前年度を下回った。

 主な業種別では、製造業が387件、40億1000万円で前年度比26.3%減、建設業が458件、36億7800万円で前年度比34.2%減、卸売業が153件、15億4100万円で前年度比30%減、小売業が247件、16億6900万円で前年度比3.7%減、サービス業が110件、10億2300万円で前年度比13.2%増だった。

 代位弁済の原因別では、売上げの受注減(商況不振)によるものが全体の九割を占めている。

 主な原因は、売上受注減が1376件、122億100万円で前年度比20.1%減、売上受注減(競争激化)が2件、1200万円で前年度比62.4%減、取引先の倒産が28件、2億5700万円で前年度比46.9%減。金融機関別で、前年度を上回ったのは、都市銀行、信用金庫、信用組合。

 都市銀行が12件、1億4400万円で前年度比17.6%増、信用金庫が309件、25億7900万円で前年度比9.4%増、信用組合が199件、14億9800万円で前年度比8.7%増。

 また、県内企業の倒産件数は210件、負債総額は、大型倒産が少なかったため、846億6400万円で、前年度比44.7%減と大幅に減少している。

 保証承諾の業種別では、ほとんどの業種で前年度比を上回った。

 主な業種別では、製造業が6180件、723億8400万円で前年度比19.1%増、建設業は6418件、660億6000万円で前年度比6.0%増、卸売業は2586件、410億3000万円で前年度比17.6%増、小売業は4236件、321億7200万円で前年度比7.3%増、サービス業は2286件、170億8600万円で前年度比8.5%増だった。

 資金使途別では、運転資金が1万8864件、2135億8500万円で前年度比18.1%増、設備資金は1291件、108億1300万円で前年度比1.7%減、運転・設備資金は3375件、196億6800万円で前年度比21.4%減だった。

 また、保証承諾の制度別では、県の制度融資保証も含め、運転資金関連が増加。特に、従来の借入金を一本化し、さらに借り入れのできる資金繰り円滑化借換保証の利用が激増している。同制度は、平成15年2月に創設された制度で、14年度統計には、ほとんど影響を与えなかったこともあるが、5161件、865億5000万円で前年度比2532.7%増と大幅に増えた。

 そのほかに、前年度比を上回ったのは、当座貸越根保証が1756件、396億7300万円で前年度比11.4%増、県制度融資保証が6436件、858億300万円で前年度比36.3%増、経営安定関連保証が5849件、858億2500万円で前年度比306.0%増などだった。
                                                (重藤)