のびのび育てて見事王座に
金子武雄 金武会長の愛犬ローズ
新潟県三条市興野3、金武(株)の金子武雄会長のシェパード犬が、5月30日に開かれた「2004 新潟県春季管内王座賞及び訓練競技会」で、見事、王座に輝いた。
同大会は、(社)日本シェパード犬登録協会の新潟支部(古澤豊支部長)が主催しているもので、30年以上前から行われている。
金子会長は昨年8月末ころから、シェパード犬を飼い始めている。メスで、名前は「ローズ」。今までさまざまな生き物を飼ってきたが、イヌは初めて。「前から飼ってみたかった。最近、物騒な世の中になって来たので、番犬にと思って飼い始めた。メスならオスほど大きくならないし」ときっかけを話す。
シェパード犬は、100年ほど前にドイツの中部や南部地方で、牧羊犬として仕事をしていた優秀な犬たちを基礎に改良を重ね、能力や体形などをさらに優秀にして子孫を作ってきた経緯があり、洗練された美しさから「イヌの王者」とも呼ばれているほど。
容姿だけでなく、精神が堅固で注意深く、偏執性がない、警戒感が強く忠実、勇敢で鋭敏さがあるなど、本質も優れている。これらの特長を生かし、警察犬や災害救助犬、介助犬などとしても活躍している。
金子会長は、ローズについて「本当に従順で素直。訓練士の『きちんと言うことを聞くし、教えればすぐできるようになる。子ども好きのいい子』という言葉通り」と目を細める。
普段は庭で放し飼いにしているが、時折、会社にお供して階段を上り下りしたり、一緒に田んぼに行ったりもする。「不審な格好をしている人を見つけると、じっと見つめ、吠えて知らせるかどうかを考えているようだ。私が気付かなくても、ローズがちゃんと気付いて目を離さない」と信頼を寄せている。
大会も「出場するつもりはなかった。訓練所の所長が『一度出してみたらどうですか』と言うので、義理で出したようなもの」とし、「会場には入賞を狙うため、手塩にかけてきた愛犬たちばかりで驚いた」と大会の様子を話す。
大会では、立ち姿や歩き方、歯の状態、性質など、ありとあらゆることを審査。それらを総合した結果、ローズが王座を獲得した。「別に入賞を狙っていなかったし、するとも思わなかったので、ビックリした。自然体で、のびのび育てたのが良かったのかな」と笑う。
金子会長宅に来た時は1歳半だったローズも、今は2歳ちょっとで、体も大きくなった。「ローズを飼い始めてから、朝早く出かけることもなく、夜遅くなることもなくなった」と、すっかりローズ中心の生活に。
今後も「積極的には大会に出場する気はないし、もう1匹飼う気もない。ローズだけで十分」とし、きょうもローズと楽しく過ごしている。
(廣川)
