委員会再編 工業会ブランド目指す
三条工業会 通常総代会
 新潟県の(協)三条工業会(斎藤弘文理事長)は、5月29日午後6時から、三条市横町2、餞心亭おゝ乃で、通常総代会を開き、任期満了に伴う役員改選で、斎藤理事長の再任を決めた。また、新年度から、委員会を再編、委員長に若手を起用し、三条工業会ブランドの立ち上げなどの事業に取り組む。

 総代会の冒頭、斎藤理事長は、任期3年の総括として「新しいリーダーにバトンタッチするはずだったが、先般の臨時総代会で、続行の命令を受けた。どうにか、3年間をまっとうできたが、とりわけ10周年事業を盛大に行えたことが喜びであり、思い出。越後ものづくりネットワークや逸品館の試みも成果を生んでおり、評価されている。これからは、製販が一体とならなければいけない時代。過去10年間で成長したメーカーをみると、売ることに真剣な会社が多い。卸商社もものづくりをキチンとしている会社が伸びている。そして、これからは、フィルターをかけたような情報ではなく、自分の肌で感じた情報が必要になってくる。今、資材の値上がりなどで、アゲインストの風が吹いているが、これは三条にとって逆にチャンス。値上がりは全国一緒で、中国でも上がっている。この地域の大手卸の方は、もう、中国の生産は限界という。この地域がものづくりの主流となる。三条や燕は、鐵の消費地。値段の交渉などでは、量を使っているところが有利。他の地域と値段の差が出てくるだろう。三条の商鐵組合には、130年からの歴史があり、うまく連携していけば、かえってプラスになるのでは」とした。

 続いて議事に入り、平成15年度決算、役員の改選、16年度予算などの諸議案を承認。

 15年度決算のうち、当期利益は348万9487円。前期繰越金と合わせた351万6910円のうち、322万円を、利益準備金などに積み立て、次期繰越金を29万6910円とした。

 16年度予算額は、収支とも3203万3000円。

 役員改選のうち、斎藤理事長は続投。副理事長3人のうち、木宮隆副理事長は監事に回った。副理事長は、兼古耕一、長谷川晴生、金子昌裕、新任の山井太の4氏となった。

 新年度事業の重点施策は(1)ITネットワーク活用事業の推進、組合員事業所間のコミュニケーション強化(2)組合財政対策の検討、事業見直しの着手。

 (1)では、インターネット共同受発注システムの越後ものづくりネットワークをさらに活性化させ(2)では、高速道路共同支払事業に代わる収入源の検討などを行う。

 委員会の再編では、技術対策と環境問題対策の委員会を、技術・環境対策委員会としたほか、新たに、マネジメント委員会(小林知行委員長)とマーケティング委員会(坂田匠委員長)を立ち上げた。

 山井副理事長は、マーケティング委員会などの趣旨について「工業会をキーにして、ブランドを開発、販売していきたい。トヨタなどが取り組んだウィルのように、デザイン、ブランドを統一して、1つのルートに乗せていきたい。任期の3年間で、モノが動くところまでもっていき、三条工業会ブランドを立ち上げる」と説明した。

 総代会は、午後7時過ぎに閉会。続いて、参考功労者表彰式、懇親会に移った。      

 産業功労者表彰の被表彰者は次の通り。 
                                                (重藤)

▼今井忠太郎・今井ノミ製作所▼曽根忠一郎・(株)タダフサ▼外山栄資・(株)外山製作所▼山口龍二・(株)タツミ▼木原光雄・木原精機(株)▼松平弘・松平製作所▼渡邊英久・(有)渡英製作所▼浅野昌資・(株)浅野製作所▼坂井幸雄・(有)坂井金型製作所▼藤原勝利・(有)藤原鉄工所▼松井恒雄・共和工業(株)▼滝口恵介・(株)滝口製作所▼稲庭信雄・稲庭熔接所▼熊谷俊朗・石上工業(株)▼鈴木新吾・鈴木熔接所▼明間洋三・(株)明間印刷所▼渡辺征和・大和写工印刷(株)