イントラネット離脱も承認
田上町議会最終日
 先の田上町議会総務産経常任委員会(小柳徳栄委員長)で、ネットワーク構築のための地域活性事業債を含む、平成16年度田上町一般会計補正予算(第3号)が否決され、佐藤邦義町長は、6月29日に開かれた本会議に、同事業債を削除した修正案を提案、起立採決の結果、賛成多数で可決した。

 これにより、三条市、栄町、下田村との4市町村で協議してきた広域行政ネットワーク(地域イントラネット網)から離脱することが確定した。

 地域イントラネット網は、4市町村を光ファイバー網で結び、地域の高度情報化を図り、住民の利便性の向上や行政事務の効率化を目的に、市町村合併の協議とは別に平成15年から話し合ってきた。すでに国から補助内示も出ており、今秋には工事に着手する予定だった。同町では今回、補正予算として、地域情報通信整備事業債1900万円などを起債していた。

 小柳委員長は、同案件について「修正すべきものとして修正案を可決。つまり町は、三条、栄、下田と一緒になってイントラネットを構築することを否とする立場で審議した」と、イントラネットに関わる項目を全面削除した修正案を読み上げた。続けて、「委員会ではいろいろな議論があり、イントラネットの必要性などについての意見もあった。イントラネットは光ファイバーで結んでいるが、三条や小須戸は早い時期から入れていた。しかし田上がどうしてもという根拠がハッキリしない。単に経費、用途を考えた場合、将来には必要だが、今はもう少し様子を見た方がいい」とし、今後の必要性は認めながらも、今は見合わせるとした同委員会の見解を述べた。

 討論では、石井俊寛町議が、同修正案に反対、泉田政夫、坪谷久雄、高橋秀昌、小野澤健吉の4町議が賛成の立場で参加。

 石井町議は「国が重点的に予算を投資している今、やっておいた方がいい。後に単独でするとしても、かなりの予算がかかるし、合同でやるとしても相手がいない」と、修正案に反対。
賛成の4町議は「田上が合併から離脱した今、三条中心の光ファイバーを進めるのはどうか」「光ファイバーでなくても、ブロードバンドでも十分」「財政的にも厳しい中で、緊急性が感じられない」などの意見を述べた反面、将来的には必要とした。

 起立採決では賛成多数で、委員長報告通り、修正案を可決した。

 佐藤町長は「非常に残念。将来的には必要なことだと思うが、合併や予算のことを言われてはぐうの音も出ない」と表情をこわばらせていた。

 関係市町村には、きょう以降、説明に行く予定だ。

 そのほかの議案、請願などはすべて原案通り可決した。      
                                                (廣川)