楽しみながら新エネルギー学ぶ
三条市立南小学校で新エネルギー教室開催
関東経済産業局と新潟県三条市、三条市教育委員会、(財)新エネルギー財団が主催する新エネルギー教室が、7月2日、三条市立井栗小学校と南小学校で行われ、両校4年生児童が、ソーラーカーを作るなど、楽しみながら新エネルギーについて学んだ。
同教室は、次世代を担う小学生に、地球温暖化問題やさまざまな新エネルギーについて分かりやすく解説する「新エネルギー教室」と、太陽光発電を実際に体験する「ソーラーカー工作教室」を組み合わせて行うことで、自分たちも温暖化から地球を守ることができることを訴え、行動に結びつけることを目的に、平成13年から行われているもの。
今年も120の自治体を回っているが、三条市での開催は今回が初めて。
この日午後2時からは、三条市立南小学校(伊藤みさ子校長・393児童)の4年生、47人が受講。
若手漫才師のフルコンタクトが扮する、博士とカッパが、地球温暖化問題を通して新エネルギーの必要性などについて説明した。
博士は、100年で平均気温が0.6度上昇しており、このままだと2100年には2度上がると警告。その弊害として、日本では海面が65センチ上昇し、砂浜海岸の8割以上がなくなることや、すでに今の地球温暖化により、ヒマラヤの氷河が溶けて湖が出来ていること、大潮になるたび浸水する上、海面上昇により島の面積が小さくなっている、南太平洋のツバル諸島などを紹介。浸水時の様子がスライドに映されると、子どもたちは真剣な表情で見入っていた。
博士は、「どこにでもあって使ってもなくならない」「地球や身近な環境を汚さない」新エネルギーとして、太陽光発電、風力発電、クリーンエネルギー自動車などを紹介した。
勉強会では、環境に関する問題が出され、その答えをクロスワードに当てはめていくと、最後に「コンセント」の言葉が。
博士が「使っていない電化製品はコンセントから抜かなきゃダメ。主電源を切っても、コンセントにつながっていると電気が流れている」と説明すると、児童だけでなく、先生や保護者も驚いていた。カッパも「これから家に戻って、コンセント全部抜いてくるよ」と言い、博士と共に会場を後にした。
その後、新エネルギーに関するビデオと休憩を挟み、お待ちかねのソーラーカー工作教室に移った。
工作では、博士と、家で使わない電化製品のコンセントを抜いたことで、博士に昇格したカッパが再登場。ソーラーカーの作り方を説明したり、児童の作業を手伝ったりしていた。
説明の際、カッパが「格好イイ博士に注目〜」と言うと、児童らはもう一人の博士に注目。「一人もこっち向かないよ」とイジける様子が笑いを誘っていた。子どもたちは、時折、博士やカッパ、スタッフらに手伝ってもらいながら、ソーラーカー作りを進めた。
テスト走行では、特殊ライトを当てて動く自分のソーラーカーに「おぉー」などと喜びながら、大事そうに持ち帰った。
(廣川)
