ゴミの山 異臭放つ
24時間収集だが追いつかず
 新潟県三条市は、水害からの復旧に向けてゴミ処理を最優先させている。ゴミ処理のために交通規制を敷き、24時間体制で進めているが、完了の見通しは立っていない。住宅地の生活道路に積み上げられたゴミの山は異臭を放っており、住民は運搬車両の到着を、首を長くして待っている。

 7月13日の水害発生後、16日には、ほとんどの地域で水が引き、避難所から自宅に戻り、泥やゴミを出して清掃する住民が目立った。17日からは、3連休を利用して、多くの人が被災地域の後片付けに入ったため、あちこちゴミの山が出来上がり、自動車の通行も思うようにできないほどになった。

 市では「まず、道路をふさいでいるゴミを何とかしなければ、次の復旧作業に入れない」との方針で、17日から本格的にゴミの撤去作業に着手。当初は、道心坂最終処分場と清掃センターで受け入れる計画だったが、道路が混雑するため中止。旧三条競馬場跡地を臨時の集積場所に決め、三条市と燕市、栄町の各建設業協会の応援を得て、重機によるゴミ搬出を行っている。

 搬出車両100台以上で、1日に800トンから900トンのペースで競馬場跡地に集積しているが、「ゴミを運んでも、また同じ場所にゴミが出る」といった状況だった。

 20日からは、白根市、加茂市、吉田町、分水町の各建設業協会の応援を得たほか、学校の清掃作業を終えた自衛隊も加わった。

 さらに、警察による交通規制をより厳しくし、ゴミの搬出を行っている道路は完全に封鎖している。

 現在は、多くの住宅でゴミをほぼ出し終えたようだが、それでも、狭い小路などに手が伸びるのは、もう少し時間がかかりそう。

 見通しは立っていないが、今後、ゴミ収集が一段楽した後は、全市一斉の消毒を予定しているという。
                                                (重藤)