反省しつつ新たに取組む
松永教育長、市議会に事件報告
 新潟県の松永悦男三条市教育委員会教育長は、7月7日、午前10時から予定されていた合併問題等調査特別委員会(藤田雄司委員長)の開会前に、市議会に対して、井栗小学校で6年生男子児童が同学年の男子児童を包丁で切りつけ、けがを負わせた事件について、事件後の教育委員会の対応について報告。「今後、三条市としての教育活動を反省しつつ、新たに取り組んでいきたい」とした。

 教育委員会では、6日午後1時5分の事件発生後、午後1時45分から50分の間に学校からの一報を受け、指導主事と嘱託指導主事の2人を学校に急行させ、事実関係を把握。その後、対応を協議し、午後8時半に三条小学校で、緊急の校長会を開催し、記者会見を行った。

 松永教育長は、事件発生時、加害者児童が被害者児童を切りつけた時の様子について「加害者である6年2組のA児が、6年2組のB児を、自宅から持参したステンレス製の包丁で切りつけた。A児は、B児が6年2組に入り、窓際に来たことを確認し、机の中に隠していた包丁を取り出し、無言で切りつけた。出血はほとんどなく、血痕はわずかだった」などと詳細に報告した。

 警察に連絡を入れた際の判断については、「一度、指導主事から報告を受けた際、私が警察と連絡をとって指導、助言をもらうべきだと指示し、警察への対応も含めて指導主事を再び学校へ急行させた。被害者の保護者は事件を大きくしたくない意向だったが、警察への連絡は大切であると、午後6時ころに一報を入れた」と説明した。

 緊急の校長会の模様については「児童間の人間関係をもう一度見直し、悩みをよく聞くように指導した。全体指導よりも一人ひとりの心に染み込む指導をお願いした」と報告した。
                                                (重藤)