連休明けには学生が主力 
高齢者世帯などへ、延べ4000人がボランティア
燕市交通公園内に設置されていたRB詰所 新潟県三条市社会福祉協議会は、7月17日、三条市総合福祉センターに、三条市災害ボランティアセンター(本部長・岩本直久三条市社会福祉協議会事務局長)を立ち上げ、浸水した家屋の清掃や家財道具の搬出など、住民からの要請を受けて三条市内でボランティア活動を続けている。

 同センターは、16日に市内のボランティア団体、県外のボランティアなどが中心となって、総合福祉センターでボランティアセンターの開設を決定。総合福祉センターも被災した嵐南地域であり、センター内を片付けた後の17日開設となった。水害の被災地だった名古屋、福井などからのボランティアが、そのノウハウを基にいち早く市と折衝し準備を開始。全国各地からのノウハウ、三条市のノウハウがうまく機能し、スムーズに作業へと移行できた。 

 駆けつけた人たちはボランティアとして登録後、被災した人からのニーズを確認し、作業へ向かう方式。高齢者だけの世帯など、いわゆる生活弱者世帯へのボランティアが優先となっている。活動内容は、家具や畳の搬出、ドロの除去、消毒作業などが中心。

 同センターでは「災害から1週間が経過したが、生活弱者といわれる世帯では、片付けもままならず、手つかずで、復旧のめども立たない家もある」と、参加を呼びかけている。

 活動を進めるなかで、精神的に疲弊している被災者も多く、20日には「メンタルケア班」を結成し、話相手になるなど、心のケアにあたっている。なかには歌を歌って癒すボランティアもいる。

 同時に、被災者、ボランティアともに疲労がたまっているなか「がんばろって!!ニイガタ」と銘うって、激励キャンペーンも張っている。

 17日から19日は3連休となったためボランティアも多く、20日からは市内外の高校生、専門学校生や大学生などが団体で駆けつけたが人出不足ぎみ。

 21日正午現在で、20都府県からのべ4269人のボランティアが集まった。市町村職員などのスタッフは県内が30人、県外が30人。

 バイクの機動性を生かした災害ボランティア、新潟RB(レスキューバイク)も被災地へ初出動。見附市、三条市で活動した。

 三条地域では、燕市大曲、燕市交通公園に事務所を設置。交通麻痺のなか、バイクの機動性を生かして高齢者など被災者の安否確認、けが人の輸送、物品輸送などを行った。燕交通公園の事務所は19日で解散、その後は同ボランティアセンターに直接集まっている。

 ボランティアに参加した人は「若い人がこういった活動に参加し、体験することは重要なことかもしれない。若い人の積極的な参加を望みたい」と話していた。

                                                (外山)