日本DIY協会から100万円
遠藤敏東会長来条 渡辺会頭に手渡す
水害の悲惨さ語る渡辺会頭 新潟県三条の産業界と関わりの深い(社)日本DIY協会の遠藤敏東会長と山本道明専務理事が、第40回JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 04 の開催を間近に控えた、8月17日午前10時50分ころ、三条商工会議所に渡辺勝利会頭らを訪ね、水害見舞金100万円を寄付。遠藤会長は、自社のホームセンターエンチョーも三条の企業と深い関わりがあることから、個人としても見舞金を添えて、1日も早い復興を祈念した。

 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 04は、8月26日から28日までの3日間、千葉県・幕張メッセで、国内はもとより世界各国から合わせて633社が出展して盛大に開かれた。

 ホームセンター業界は、今でこそ、DIYだけでなく、園芸、ペット、家庭日用品関連まで取扱商品が幅広くなったが、もともとは、日曜大工が基本で、三条の金物卸業界と密接な関わりを持ちながら成長してきた。

 今回のショウでも、三条から金物卸商社、メーカーなど22社・団体が、91小間に出展する。

 このたびの水害で、被災した企業も多く、出展を見合わせる出展企業が出るのではと懸念されたが、単独出展の企業は全企業出展、三条商工会議所の共同ブースに出展することになっていた1社が出展を辞退しただけで。

遠藤会長と坂本副会頭 遠藤会長と山本専務は、坂本洋司副会頭の出迎えを受けて、商工会議所役員室に。

 渡辺会頭、青木文雄専務、それに三条金物卸商(協)の加藤敏敦理事長が控えていて、名刺交換などひと通りの挨拶を交わした後、加藤理事長が、水害の記録写真をもとに、当時の惨状を説明。自らも、会社こそ、床が高く、商品が水に濡れることはなかったが、自宅が床上浸水で、家財道具のほとんどを失っただけに、被災者の気持ちをもっともよく理解して説明に当たった。「水害の被害もすごかったが、そのために出されたゴミは、三条市で1年間に処分するゴミの量に匹敵する」と、今後の災害復旧の困難さを指摘。

 次いで、渡辺会頭が、被災地域に赤ペンで斜線を引いた三条市の住宅地図をテーブルの上に広げ、「水害は、水が引いた後、泥を置いていくし、機械がだめになる。商品は、水に浸からなくとも、臭いがついて売り物にならなくなる。水の被害はこんなに悲惨なものかという思いを知らされた。無利子の金を貸してほしいと言っているが、東海の水害の時は県が頑張って支援してくれたが、今回は、時期が悪い。財政が厳しい時で、支持してやりたくとも、お金はどこから持ってくるのか。政治的な駆け引き。農家は水害について常に頭にあるが、商工は、排水路が整備されているので、水害は抜けている。保険も、風雪と地震で、水害保険に入っていないし、総合保険でも、見舞金程度」と、被災した商工業者の苦渋を代弁した。

 また、「ボランティアの活躍、特に若者を中心に頑張ってくれた」と、感謝していた。

 山本専務理事は、「私どももいち早く駆けつけたい気持ちはあったが、足手まといになるのでは」と言葉を挟んだ。

 話題の流れが、ホームセンターへの影響に少し変わって、坂本副会頭は「限られた商品については商品が足りない」という状況を説明。渡辺会頭が、コメリ、アテーナの三条四日町店が被災し、5億円からの商品を捨てたという、捧賢一会長の話も添えた。

 それでなくとも、もともと控えめな遠藤会長は、渡辺会頭の熱弁に言葉少な。

 「会長になってからは、長崎の水害、神戸の地震があった。私どもは、20年、30年、東海地震のことが気がかりだが、幸いなことに起きていない」「三条なくしてわれわれも成り立たない」「水害の方の保険に入っている人は少ないようですね」などと話す程度で、もっぱら、悲惨な状況を頷きながらしっかりと聞いていた。

 渡辺会頭が「台風や地震は全体だが、水害は嵐北と嵐南では天国と地獄のよう。嵐南の被災者の気持ちが治まるまでにはまだ時間がかかりそう」という話しの後、遠藤会長から、渡辺会頭に、100万円の見舞金の入ったのし袋が手渡され、遠藤会長は、続いて個人的にと、見舞金の入ったのし袋を手渡し、約40分にわたる懇談を終えた。
                                                (社主)