エアロビで被災者元気づけ
エアロビ スクウェア 小林享さんレッスン
新潟県三条市西四日町3、エアロビクススタジオ・スクウェア(主宰・小林享さん)は、8月12日午後7時半から、被災した生徒らを励ますため、「頑張ろう三条」と題して、エアロビクスのレッスンを行った。
小林さんは三条市出身で、東京でエアロビクスインストラクターの派遣や、プログラム企画などを手掛ける、(有)ボディー・レボリューションの取締役も務めており、普段は東京を中心に活動している。
今回、7・13水害で実家やスタジオのある地区や、多くの生徒が被災したことから、何とかして元気付けたいと、レッスンを開催したもの。
この日は、小林さん自らがレッスンするとあって、生徒ら30人以上が集まり、スタジオは満員状態。
最初は「心も体も疲れているだろうから」と、リラックスを促す動きを中心に体をほぐした。
続いて、軽快なリズムに合わせて、骨盤の歪みを調整する動きを取り入れた体操を行った。中には、途中で足がつってしまう人も。
小林さんは「運動をやればやるほど足が太くなる人は、肛門で引き上げずに、足で上げ下げを支えているから。太くなっているのではなく、どんどん体重をかけて長さを縮めている。スタイルは太さより長さ。外国の人がスタイルよく見えるのは長いから。太さは結構あるんだよ」とアドバイスしながら、生徒一人ずつの動きを確認していた。
最後は、アップテンポな曲に合わせてダンス。小林さんの元気な掛け声と笑顔につられ、生徒らも楽しそうに踊っていた。
最後に小林さんは、「いろいろあるだろうけど、やっぱり苦労は必要。体は心の豊かさに合わせて、柔らかさが出る。皆さんはグニャグニャじゃなくて芯がある柔らかさ。元気付けに来たけど、逆に私が元気をいただきました」と微笑み、生徒らに拍手を送ると、生徒らも拍手を返した。
生徒らは、小林さんと記念撮影したり、アドバイスをもらったりして、それぞれ帰路についた。
レッスンを受けた女性は「スタジオの近くに住んでいるので、自宅は浸水しました。もうすぐ仮設住宅に入れるので、やっと一息でしょうか」と話し、「本当に楽しかった。やっぱり体を動かすといいですね」と充実した表情を見せた。
小林さんは「本当は皆さん、個々に事情があって大変だと思います。でも生徒さんたちは、普段から体を使っているので、『体さえ健康なら何とかできる』とへこたれない。心と体は1つと言うけど、まさにその通り」とし、レッスンについて「こんなに集まるとは思わなかった。パワーがあった。エネルギーを発散したのではなく、互いに吸収していた。きっと最後の拍手は、頑張った自分への拍手。こういう経験をしたからこそ、やさしく強くなれると信じています」と被災者にエールを送った。
(廣川)
