この後に及んで 「杉山下ろし」
大岩、星野、大関市議ら商工会議所に頼む
燕商議所緊急会議招集 「中立」 「業界発展のため」確認
 新潟県の燕商工会議所は、8月26日午後1時半から、同所で、部会長、委員長並びに外郭団体代表による会議を開き、このたびの市長選挙においては、中立を守ることを確認した。

 業界人の一部と大岩勉副議長、星野義則、大関富男両市議の3人が、市長選の候補者を一本化して、事実上選挙をなしにできないかと働き掛けたのに応じて、商工会議所は中立の立場であり、関係者の意見を聞く場を設けるということになり、急きょ開催したもの。

 対象のメンバーは、退任する高橋作衛会頭の後任を決める会頭選考委員会のメンバーと同じ顔ぶれの14人。

 この日は高橋会頭が所要で欠席するなどで、8人が出席。

 高橋甚一市長、挑戦する杉山光映元市長の両陣営の関係者が出席していたが、笠原庄司専務理事から、緊急の会議の開催についての経過説明があり、両陣営とも、すでに臨戦体制に入っているなかで、商工会議所としてはあくまでも中立であり、選挙はクリーンでいくことを確認。また、商工会議所としては、産業界の発展のためになるリーダーをということで、30分ほどで会議を終えた。

 大岩副議長らの一本化という話は、事実上は「杉山元市長に出馬を断念させる」というものだが、両陣営の幹部とも、すでに戦う覚悟ができており、大岩副議長らの動きは寝耳に水の感さえあったと言う。

 むしろ、元来、杉山元市長派だった、大岩副議長、星野、大関議員が、なぜ、この後に及んで、商工会議所に、杉山下ろしでしかない、市長候補の一本化を求めたのか、疑問視する見方すらあった。

 すでに、大岩副議長、星野、大関市議らが、杉山下ろしに失敗している事実を業界人も知っているだけに、建前通りに、中立を守ることを確認するにとどまった。

 高橋市長と杉山元市長の一騎打ちの選挙で一番困るのは、無投票当選を実現できず高橋陣営に顔が立たず、杉山元市長には、「裏切り者」と決め付けられ、行き場のない大岩副議長、星野、大関市議の3人。

 もともと、今回の市長選挙は、高橋市長の市議会対応のまずさと、高橋市長の合併問題についての180度方向転換に気をよくして、杉山元市長を擁立して高橋市長と激戦を演じたついきのうのことを忘れてしまった大岩副議長と星野、大関市議など旧杉山元市長派の市議の思い違いから始まったもの。

 業界人や、一般市民は、それらの経過がよくわからないだけに、「大義名分のない選挙」と、市長選挙にはあまり乗り気でないのが実情。

 しかし、すでに矢は放たれたのであり、勝敗の決する9月5日まで、両陣営とも、勝つために戦わなければならない。  
                                                (社主)