泉田陣営 県央で動き活発
週明けにも後援会 地元加茂市 超党派で
9月30日告示、10月17日投票の新潟県知事選挙は、出馬意欲を持つ予定候補が次々と名乗りを上げているが、本命は民主党の推す早稲田大学教授多賀秀敏予定候補(54)と、自民党と民主党うちの旧自由党グループの推す前岐阜県新産業労働局長の泉田裕彦予定候補(41)の一騎打ちの様相を呈してきた。
各陣営は、全県で支持者拡大の戦略を打っているが、県央地域では、泉田予定候補が、加茂市出身、三条高校OB、前通産官僚ということもあって、泉田陣営の動きは激しくなっている。
泉田予定候補の出身地加茂市では、昨春、行われた加茂市長選挙で、泉田予定候補が、一時、小池清彦加茂市長の対立候補として出馬の動きを見せたこと、今回の県知事選出馬に当たっては、渡辺秀央参議院議員が強力に推していることなどで、なかなか、超党派的な泉田後援会ができなかった。
そのなかで、県レベルでは民主党の旧自由党グループと自民党が推薦する形ができあがり、出身地の加茂市でも、産業界を中心にした後援会の組織づくりを求める声があがってきた。
阿部大爾加茂商工会議所会頭が、代表世話人を務める日本商工連盟加茂地区会は、8日午後6時から、加茂市産業センターで、会議所の常議員クラス以上の35人に呼びかけ、うち20人が出席して第1回世話人会を開催、加茂地区会として泉田予定候補を推薦、後援会組織を立ち上げることについて了承を得た。
週明け早々にも、後援会づくりの第1回準備会を開き、阿部大爾世話人代表を後援会長とする超党派的な組織をつくり、県知事選告示前に、後援会の大会などを開く計画でいる。
また、県央地域の三条、燕の両商工連盟地区会に対しても、推薦を要請しており、それぞれ推薦する形を取ることになりそう。
自民党県連内では、県知事候補について、一時、独自の候補擁立を目指した経過もあり、泉田予定候補推薦ですんなり決まったわけではなく、渡辺秀央参議院議員がバックにいる泉田予定候補を推薦することに拒否反応を示す県議らもいる。新潟商工会議所の新潟経済人連盟、長岡商工会議所の長岡経済人連盟でも、一時は泉田予定候補の推薦に難色を示していたが、対立候補の本命が民主党、社民党などの革新勢力の推薦する多賀秀敏予定候補となり、やむを得ず推薦の方向で固まってきた。
こうした動きの中で、泉田予定候補の出身地加茂市でも、後援会を早く立ち上げてバックアップする必要性があるという判断の元、後援会づくりが進んでいるもの。
加茂農林高校OBなどは、元新津市長の小林一三氏が、出馬の意向を示して水面下で動いているが、加茂市選出の金谷国彦県議は加茂農林高校OBだが、自民党員であり、同県議の後援会長の中林昭三(株)山忠社長が、泉田後援会の幹事長を受ける方針でもあり、静観している。
渡辺秀央参議院議員とは、常に戦ってきた三条市選出の嵐嘉明県議も、自民党県連の決定に従う模様だ。
いずれにしても、今回の自民党県連の、県知事候補擁立に関する一連の動きに対する批判は、自民党県連内でも大きく、逆に、民主党旧自由党グループの泉田支援の動きは活発。
新潟第4選挙区では、勢力拡大を続けてきた渡辺参議院議員とそのグループと民主党の対決色が強くなりそうだ。
また、新潟県内にあっては、依然根強い人気の田中真紀子代議士の今後の動きが注目されている。
(社主)
