国民医療と医師会発展願う
加茂市医師会創立50周年記念式典
新潟県加茂市医師会(青柳春樹会長・45会員)は、9月25日午後5時から、加茂市仲町、割烹清雲亭山重で、創立50周年記念式典を開催し、さらなる発展を誓った。
加茂市医師会は、昭和29年4月1日、加茂市制施行を契機に、加茂・見附・南蒲原郡医師会から独立、設立したもの。
記念式典に先駆け、午後3時から同会場で、大阪大学医学部卒の精神科医で、心理療法の専門家、野田俊作先生を招き、記念講演を聞いた。
記念式典では、まず昭和59年の第30回式典以降の物故者に黙とうを捧げた。
青柳会長は、式辞で「市制施行を機に、加茂病院医師と在住開業医に加茂市医師会設立の気運が起こり、南蒲原郡医師会より、円満に分離独立した。加茂市医師会設立発表文によると、『加茂市の如き一小地区に県立病院と開業医とがあるので、自らそのあり方に多少とも異なるところがあり、医師会運営に疎通と団結を欠く恐れ無きにしもあらずであったが、医師会独立後は、病院首脳部の熱意と医員全員の加入により、円満な団結をもって当会発足のためまい進しつつある』と記録され、その並々ならぬ熱意と団結心があふれている」と、設立当初の記録を読み上げた。
その後、国民皆保険制度の充実など、時代と共に発展してきた国民医療について触れ、「困難な時代にあっても地域医療を守り続けてきた諸先輩の先生方の献身的な努力によるもの」と敬意を表しつつ、その制度が壊され、株式会社の参入や混合診療が解禁されようとすることを危惧。
最後に、「50年の節目を迎えた今回、ここに集うことができたことの幸せに感謝し、国民医療と医師会発展に関わられた皆様の業績を偲びつつ、さらなる発展の誓いを新たにしなければなりません」と、気持ちを新たにしていた。
来賓の、倉品克明新潟県医師会会長、小池清彦加茂市長、佐藤邦義田上町長、永井正志加茂市見附市歯科医師会副会長、三浦伸一加茂薬剤師会会長が祝辞を述べた。
倉品県医師会長は、青柳会長同様、混合診療や株式会社が運営する病院に対し、「今まで平等に診療を受けられたものが、貧富の差によって受けられなくなる可能性がある。国民は安心、安全な社会で暮らすことを望んでいるのに、政府案は不安を募らすものばかり」と批判し、県医師会はもちろん、日本医師会として反対する意思を示した。
それに小池市長も呼応して、小泉内閣を批判。「署名などがあれば、私も先兵となってやっていきたい」とした。
式典終了後、祝賀会へ移った。
(廣川)
