三条市議会 進退悩んだが道筋を
松永教育長 教育委員として再任同意
 新潟県三条市議会は、9月13日午前10時から9月定例会の本会議を開き、今月末で任期満了となる松永悦男教育長(67)の教育委員としての再任を全会一致で同意した。

 再任同意を受けて、松永教育長は、7月中に井栗小学校で発生した児童切りつけ事件や7・13水害などを挙げ「出処進退について悩んだが、努力して道筋をつけるのが責務」と責任を全うしたい考えを述べた。

 開会後、会期を28日までの16日間と決定し、先議案件の松永教育長の再任を提案。松永教育長は、平成13年12月に、永塚光雄前教育長の後を受けて就任。永塚前教育長の残任期間のことし9月30日で任期満了となるもの。任期は4年間。

 質疑はなく、全会一致で同意した。

 同意を得た後、本会議を休憩して、松永教育長が挨拶。「安心、安全で楽しく過ごせる学びの場で、7月5日、同学年児童を刃物で傷つける事件が発生した。責任者として深く反省し、自責の念にかられ、出処進退を判断すべきかと悩みに悩んだ。事件から1週間後、大水害に見舞われ、嵐南地域の学校、教育施設が被害を受けた。そして、児童生徒の家庭も大きな被害を受け、多くの児童生徒が言葉では表現できないほどの過酷な被害を受けている。この連続した出来事に直面し、児童生徒の健全育成と事故の再発防止、教育のあり方を、力不足ではあるが自分なりに精一杯努力し、道筋をつけることが責務だと考えた。さらには生涯学習、社会体育の振興発展もあり、重責であり私の能力を超えるが、与えられた時間の中で、精一杯取組みたい」と決意を述べた。

 松永教育長は、この日、教育委員としての再任が決まったが、教育長としての再任については、27日に開催予定の教育委員会定例会で、互選されることになっている。

 また、この日は7・13水害からちょうど2カ月。開会前には、水害で亡くなった県内の15人に対して黙とうを捧げ、高橋一夫市長が「市民のみなさまには、心から健康に留意していただきたいと思っている。また、激甚災害、局地激甚災害の認定を受け、復興への弾みがついている。今回は、被災者の方への支援や公共施設の復旧などの専決処分報告もある。よろしくご審議を」と挨拶した。      
                                                (重藤)