混戦必至の県知事選
9月30日告示、舌戦に突入
第17回新潟県知事選挙が、9月30日告示された。
これまでに6氏が出馬表明し、県央地域でも各予定候補が、活発な動きを見せ、混戦必至の情勢。10月17日の投開票まで、財政再建団体への転落の可能性もある財政再建を中心に、舌戦が繰り広げらた。
出馬表明したのは、50音順で前岐阜県新産業労働局長の泉田裕彦氏(42)、出版社社長の伊藤雄二氏(39)、共産党県常任委員の川俣幸雄氏(49)、元新津市長の小林一三氏(68)、早稲田大学教授の多賀秀敏氏(54)、県議で元上越市長の宮越馨氏(63)で、いずれも新人。
泉田氏は、加茂市出身で、三条高校卒業生ということもあり、県央地域での支持集めに奔走。三条市、加茂市で、大規模集会を開催するなど、着々と基盤を固めている模様。また、自民党、公明党、渡辺秀央参院議員率いる民主党の旧自由党グループからの支援のほか、経済界と保守層を中心に支援を受けている。新潟、長岡、三条、加茂、燕の商工会議所の政治組織も推薦を決めている。
政策としては、産業振興による、財政再建を柱に据えている。
伊藤氏は、地元の亀田町や新潟市を支持基盤として、運動を展開しているという。
川俣氏は、共産党を中心にした市民団体を支えに支持獲得を図っている。悪化する県財政への批判を繰り広げ、三条市内でも連日、街宣車による広報活動を展開してきた。
小林氏は、4年前の県知事選で、平山征夫知事に肉迫。今回も前回と同様、支持基盤でもある出身校の加茂農林高校の同窓会を中心に支持を求めている模様。
多賀氏は、渡辺参院議員が泉田氏を推したことで、支持基盤である民主党が割れ、注目を集めたが、民主党、社民党、連合新潟から支援を受ける。また、新潟大学教授時代の人脈による支持層の広がりにも力を入れているという。26日には、三条市内で街頭演説。市民の目線による県政改革を訴えた。
宮越氏は、地元上越市を中心に支持を固めているが、三条市内の個人宅に、政策、信条を記した討議資料を郵送するなどの活発な活動を見せている。3年間で行財政を立て直すことなどを訴えている。
なお、前回選挙の県全体の投票率は、63.59%。県央3市は、三条市が56.62%、加茂市が64.17%、燕市が57.62%だった。
今回、三条市は7・13水害からの復旧に、大方のめどがついた直後の選挙となるだけに、投票率の行方が注目される。
(重藤)
