サービス事業所急増 95事業所に
三条市の介護保険利用状況
新潟県三条市介護保険運営協議会(川瀬康裕会長)は、1月13日午後1時半から、三条市役所2階大会議室で、協議会を開き、三条市高齢者等実態調査の実施や介護保険の実施状況、7・13水害被災者の介護保険料減免状況などについて話し合った。
三条市高齢者等実態調査は、介護保険法第117条第3項に基づき、平成18年度から22年度までの5カ年の第3期介護保険事業計画作成のため、介護保険サービスや高齢者保健福祉サービスについて、現在の利用状況や将来の利用意向などを調べるもの。
調査対象者は、要支援、要介護認定者で在宅サービスを利用している、居宅サービス利用者1900件、要支援、要介護認定者でサービスを使っていない、介護保険サービス未利用者550件、要支援、要介護認定者で施設を利用している、施設サービス利用者650件、65歳以上で要支援、要介護認定を受けていない、高齢者一般2000件の計5100件。
居宅サービス利用者と介護保険サービス未利用者、施設サービス利用者は全数だが、高齢者一般はサンプル抽出で実施する。
調査方法は、居宅サービス利用者がケアマネジャーとの面接、介護保険サービス未利用者は郵送、施設サービス利用者は施設に配布、回収を依頼、高齢者一般は郵送で行う。
内容は、前回とほぼ同様だが、国の制度見直し部分が加わった。
また同様の内容を、市町村合併する栄町、下田村でも実施する。
委員からは「痴呆などで自分の意志がうまく伝えられない場合、家族などが記入すると思うが、必ずしも家族が本人の気持ちを把握しているとは限らない。そのような意見をまとめられないか」との意見に、行政側は「基本的に本人が記入するもので、家族が記入する場合は本人の立場で回答してもらう。介護者の意見は最後にまとめて書いてほしい」とした。
続いて、介護保険の実施状況、平成16年度保険給付費決算見込、7・13水害被災者の介護保険料減免状況について報告。
介護保険の実施状況については、平成16年10月末現在の認定者数は、要支援が268人、要介護1が914人、要介護2が546人、要介護3が477人、要介護4が419人、要介護5が437人の計3061人。
認定者に対する、居宅サービスと施設サービス利用の割合は81.4%。
訪問介護や訪問入浴介護など訪問通所系7サービスと短期入所利用の一人当たりの平均利用額は9万5948円。支給限度額に対する利用率は45.4%で、県平均、全国平均を若干下回る。
第1号被保険者の保険料負担状況は、保険料基準月額が3654円、実質保険料額が、平成15年度の給付費で算出すると3736円で、一人当たり82円の不足。
平成16年11月末現在の事業所数の状況は、在宅サービス事業所が60事業所、施設サービス事業所が9施設、居宅介護支援事業者が26事業所で、介護保険関係事業所の合計は95事業所となり、前年同期と比べ、10事業所の増となった。
それに合わせて、苦情・相談件数も、平成16年11月末現在で、各事業所から報告があったものだけで33件と、前年同期より13件の増。内容は、説明や情報不足が5件、職員の態度に関するものが14件、サービス量不足が6件、サービスの質の低さについてが8件だった。
平成16年度保険給付費決算見込では、まず平成15年に介護保険制度の理解が進み、認定者が大幅に増えたことなどから、当初の計画より大勢の人が利用したため、2800万円不足し、補正予算を組み、県財政安定化基金から借り入れたことを踏まえ、平成16年度はマイナスにならないよう予算を組んだことを報告。標準給付費の予算が51億1823万4000円に対し、決算見込が49億890万1000円と、2億933万3000円の大幅減となっているが、平成15年、16年、17年の3カ年の事業計画で平成16年は約43億8200万円と見ていたため、決算見込と比較すると約5億2600万円のマイナスとなっている。
委員からは、資料には平成16年の予算と決算見込しか出ていないため、「これだけ見ると予算より決算見込が少ない、いい予算に見えてしまう。平成15年度の実績も入れてほしい」との要望があり、行政側も数字を入れて出し直すとした。
7・13水害被災者の介護保険料減免状況については、災害減免では、住宅が10分の3以上の損害を受け、世帯収入1000万円未満が対象。減免割合は6段階。住宅の2階まで浸水するなど10分の5以上の損害を受け、世帯収入500万円未満なら全額免除、750万円未満なら2分の1、1000万円未満なら4分の1が減免される。また、床上浸水で住宅の10分の3以上の損害を受け、世帯収入500万円未満なら2分の1、750万円未満なら4分の1、1000万円未満なら8分の1が減免される。
平成16年7月13日から12月8日までに申請した分で、減免申請件数が3445件で、減免決定件数は3300件。減免額は3857万6400円。うち80%の3000万円が特別交付金として交付される見込みだ。
12月9日以降の申請分の処理中件数は8件。
7・13水害被災者の介護保険の利用者負担額の減免状況については、対象は介護保険料減免と同様で、さらに市民税非課税世帯が対象。
7月13日から12月30日までの申請件数は339件で、承認件数は293件で、約704万円ほどを見込んでいる。現在、37件が調査中。
なお、申請期限は3月末まで。
意見交換では、仮設住宅内での集会場の設置や、市での介護認定調査実施などについて、活発な意見が出された。
(廣川)