三条市南分遣所で55センチ
3連休明け除雪でスタート
日本海側に高気圧、太平洋側に低気圧が張り出すことで、日本海側に大雪を降らせる冬型の気圧配置が強まり、1月10日の夕方から雪が降り続き、新潟県三条市内では、今冬初の本格的な降雪に見舞われ、11日午前9時には、南四日町3の消防南分遣所で積雪55センチを記録した。
三条市は、10日に今冬初めて除雪車が出動したが、間に合わず、11日に今冬初の全市一斉除雪に発展させ、交通確保に追われた。
多くの企業では3連休明けが除雪でスタート。市内各所で雪に苦労する姿が見られた。
雪が本格的に降り始めた10日、三条市の除雪を所管する土木課では、休日を返上して午前中から職員が詰め、降雪状況を見て正午から市の直営除雪車が出動。保内、篭場など山手の住宅地を中心に除雪した。
雪が降り止む気配を見せないため、11日午前零時から全市一斉除雪を行うことにし、市直営7台、委託業者77台の除雪機械をフル稼働させ、通勤ラッシュに備え、徹夜で車道を確保した。
しかし、朝までに幹線道路は確保したものの、住宅地など、道幅の狭い場所は午前中いっぱいかかった。
例年、最初の一斉除雪は、すでに積もっている雪がほとんどないため、午前中で終了するが、この日降り積もった雪は水分が多く重いため、住宅のブロック塀などを壊さないように慎重に進めたためという。
また、7・13水害の仮設住宅も通路確保のために除雪。特に、駐車場が砂利敷きで面積が広く、積雪量も多めの月岡地内の仮設住宅については、市と住民で事前に、市民球場の駐車場を市が除雪して利用することに決めており、早朝から除雪が行われていた。
一方で隣の仮設住宅の駐車場には、取り残された自動車も点在して、住民が自動車を出すのに苦労していた。
日中になって降雪は落ち着き、市民が雪と格闘する姿が目立った。
雪のない時は、抜け道となっているような小路にトラックが入り、雪にはまって立ち往生したり、住宅地では、数人がかりで自動車を広い道路に押し出したりする光景が見られた。
また、今年、5月1日、三条市、栄町、下田村が合併して新「三条市」になるが、除雪体制については、当面は現行の体制を受け継ぐことにしている。
下田村の10日現在の積雪量は、最も奥地である遅場地内のバス停付近で145センチと、三条市内とは段違い。
また、村内でも降雪状況が違うため、早朝除雪の場合は、委託業者が独自の判断で出動している。
それだけに、合併後、三条市役所で一極集中して除雪にあたることは困難という。
(重藤)