変化恐れず挑戦宣言
新春会員の集いに375人 三条商議所
新潟県の三条商工会議所(渡辺勝利会頭)は、1月15日午後5時半から、三条市旭町2、ハミングプラザビップ三条で、会員新春の集いを開催、375人が参加し、挑戦、組織力の結集などをうたった新春躍進宣言を唱和し、発展を誓った。
三条商工会議所の新年会にあたる毎年恒例の行事。ことしは、来賓に地域の政治、行政や自治会などの関係者27人を招いた。
開会にあたり渡辺会頭は「三条商工会議所は、県内で新潟商工会議所に次いで2番目の会員数を持っている。活力を感じさせる地域と言われている。2期目を迎えた日本商工会議所の山口信夫会頭は、年頭所感で、地域の中小企業のために全力を挙げる、と抱負を述べている。県内では、全国最年少の泉田裕彦知事が、経済を就任後のテーマとしていることに大きな期待をかけている。その中で私たちは、守りから攻めへとジャパンブランドなどに挑戦しており、県内11番目と遅かったが、会員数150人を超える大きな青年部を設立した。今、全国でダイエーの野球チームがソフトバンクに売却され、楽天が仙台市に野球チームを立ち上げプロ野球に参加する。また、ソニーも右肩上がり一本調子ではないなど、時代の変化を感ぜざるを得ない。三条商工会議所では、市内の事業所数の減少が続く中、会員数の減少に歯止めがかからず、行く末安泰とはいかない状況。改革なくして成長なしの心構えで、従来から行っていることに対して勇気を持って見直し、改めていく覚悟が今まで以上に重要。その中で、財政基盤の建て直しが喫緊の課題。心新たに現体制を見直し、スクラップアンドビルドのめがねを忘れずにいきたい」と抱負を述べた。
来賓祝辞では、県知事が東京出張中のため代理出席した高橋正樹副知事がメッセージを代読したほか、出席した国会議員の菊田真紀子代議士、渡辺秀央参院議員、田中直紀参院議員を代表して菊田代議士と高橋一夫三条市長が挨拶。
高橋副知事は「いよいよことしは、本格的な復旧、復興に向かって行く年。そして、私の知事としての実質的なスタートの年。若者が夢を持ち、安心して暮らせる県を実現するため、県民の潜在能力を引き出すため、県民協働参画型の行政運営に全力を挙げたい。県内経済は厳しいが、三条ではグローバルブランド構築に取り組んでおられる。私もお約束した通り、自らセールスマンとなってブランドの売り込みに精力を注いでいきたい」と読み上げた。
菊田代議士は「昨年は、7・13水害、中越大震災と苦労の多い年だった。三条市では、五十嵐川の改修が平成20年度までの5カ年で行われる。関連事業費も含めて390億円の大事業。これを、ピンチをチャンスに変えるエネルギーの中心としてほしい」と期待したほか、中国を訪問した経験から日本と中国の「政冷経熱」の関係を政治から変える必要があることや、国の中小企業関連予算の充実を訴えた。
高橋市長は「私は、今までも申し上げてきたが、産業施策について大きな2つの考えを持っている。1つ目は、商工課は統計、融資、インフラ整備や国県の情報を伝える業務に特化させ、人件費を減らし、みなさんに効果的にお金を使ってもらいたい。昨年、会議所に使途を問わないお金を差し上げたが、若い人の海外研修などで効果があり、これからもこういったかたちで進めていきたい。2つ目は、以前から言っているが、日本で最初の商工農会議所になってほしいとお願いしている。農業が、国がすべての面倒を見るものからやる気のある農家を応援するかたちに変わり、売れるコメはたくさん作ってよいということになった。そこで新潟県全体では、ことしは余計にコメを作ってよいのだが、三条はそうならず、この状態が続くと三条の農業が衰退してしまう。よいコメを作るには、5月の連休明け1週間後くらいがよいそうだ。なので、兼業の方が、休みたいと言った時は、快く休ませてください」としたほか、2月に加茂文化会館で行う市制施行70周年記念の音楽祭もPRした。
その後、会議所役員が壇上に登り、会場とともに(1)企業人として日々研鑚に努め、夢と未来に挑戦しよう(2)より開かれた商工会議所を目指し、相互の意思疎通に努めよう(3)まさに変革の時、変化を恐れず、組織の力を結集しよう、との新春躍進宣言を唱和。
田中寿市議会議長の音頭で乾杯。祝宴に移った。
(重藤)
