三条商議所 組織としてのルールを
正副会頭が年頭の挨拶
新潟県の三条商工会議所は、1月4日午前10時から、正副会頭4人が、職員に仕事始めに当たっての心構えを説いた。
まず渡辺勝利会頭が「昨年は、水害、台風、地震に見舞われた。会議所では、熾盛祭や市からの補助金など、従来にない新しい仕事をした。その中で会議所への信頼は、着実に前進していると感じている。ただ、それがみなさんの長時間労働にもつながっており、何とかしたい。もう1つは財政面。市内全体の事業者数が減っている。しかし、会議所の体制はバブル絶頂期に50周年を向かえた当時のままであり、この人数が本当の意味で生かされているか疑問。ぜひ、前例踏襲型ではなく、先取りして変われる会議所になってほしい。今までは、長年同じ人が同じ職務をしていたため個人プレーが多く、組織としての弱さがあった。人が代わっても同じサービスが提供できるようにしたい。またISO9001の認証取得に挑戦しており、3月末には何とかなるようにと取り組んでいる。ISOをとることで、会議所としてのルールを作り1つの方向に向かって進める足がかりとしたい」と求めた。
坂本洋司副会頭は「原材料が高騰する中、個人消費の伸びがない。製品・商品の値上げを聞き入れてもらえない。これ以上続くともたないという話を聞く。うちの会社の商品部に聞いたら、2月の決算以降、商品の値段の再見積もりをして、小売に納得させるという返事が返ってきた。会員事業所のうち、小売業は水害に苦しみ、卸売業も大変苦しい。会員がこのようなかたちで苦しんでいる中、ぜひニコニコと対応してほしい。2期目に入ったことで、会頭の考え、改革については十分に心に入っていると思う。3人の副会頭もみなさんとコミュニケーションを図りたい。会頭は厳しい改革を考えている様子だが、ぜひ働きやすい会議所にしたい」と呼びかけた。
杉野良介副会頭は「ことしは一言で表すと、転換の年。ここ数年は、あらゆる意味で安定を求めてきた。21世紀に入ってなかなか先が見えてこなかったが、昨年からやや回復してきた。すべてにおいて、改革で安定を目指したのが昨年まで。ことしは安定から活力に転換する年。国の中小企業に対する施策も守りの体制から変わった新しいものが出てきている。会議所も転換の年になるだろう」とした。
馬場信彦副会頭は「自分としては結果の出せる1年にしたいと思っている。世の中は財政再建もままならず、景気がよいのは一部だけ。経済の大部分を支える中小企業の多くが不景気。そこに会議所の出番がある。みなさんは、日ごろからいろんな情報を入れ、自分自身を高めてほしい。そして、会員の立場に立って相談を受け、心の通った会議所活動をしてほしい」と期待した。
(重藤)
