今年も市民の安心安全守る
燕消防本部出初式
 全国的に消防出初式が行われた1月6日、新潟県燕市消防本部(小野塚栄治郎消防長)でも「火災・災害ゼロ」を願って出初式が執り行われ、市内秋葉町の中ノ口川左岸堤防で一斉放水訓練や、市内の商店街で消防車、救急車の防火パレードが行われた。

 この日午後2時からの出発前の式典には、消防職員全員と消防団幹部合わせて75人が参加し、高橋甚一市長、小野塚消防長が挨拶した。

 高橋市長は、中越大震災によって生き埋めとなり、レスキュー隊に奇跡的に救出された男児の例を引き合いに「みなさんが元気に活躍している様子を見て、多くの市民が安心している。3人のうち一人だけの生存は残念だが、余震が続き、いつ岩や土砂が落ちてくるか分からない中での救出劇に感動した。みなさんの日頃の活躍を市民はよく知っている。今後も気を緩めることなくがんばってほしい。日頃の献身的な努力に市民を代表して感謝します」と、日頃の消防、救急活動や相次ぐ災害の被災地への応援などの礼を述べた。

 さらに今後のあり方について「昨年は救急出動が1382件と、過去最高となった。高齢社会となり、お年寄りの事故、病気に関わるものが多くなっている。これを念頭においててほしい。防災に関しては、地域コミュニティーが重要となるので、市では安心安全の取り組みの1つとして自主防災組織に取り組む。災害に強いまちづくり、連絡体制など、ソフト、ハード両面で、私たちも整備を進める。みなさんにも一段と備えをしていただきたい。最後にみなさんを支えているご家族に感謝します」と、激励した。

 小野塚消防長は「昨年暮れから新年にかけて普段よりも多い職員に尽力いただき、1件火災は起きたものの、大きな火災がなく無事で新年を迎えられたこと、災害の多発した昨年には、被災地へ多くの職員が派遣され、尽力したことに感謝したい。昨年の災害多発、インドネシアの津波など、消防の任務はますます重要になってきている」と職員、団員を激励し、自身を含めて3人が今年度末で退職することについて「財政難の折、3人補充していただいたことを感謝します」と、高橋市長に礼を述べた。

 午後2時30分からの一斉放水訓練には、ポンプ車、タンク車、化学車、24メートルまでの高所に対応できるはしご車の合計6台が中ノ口川に向かって約3分放水。見物人も歓声を上げて見入っていた。

 その後、午後3時からは、穀町から秋葉町1までを消防車や救急車など10台がパレードして、防火を呼びかけた。   
                                                (外山)