産業集積、行政一体に期待
吉田町で商工業者新年の集い
新潟県西蒲原郡吉田町と吉田町商工会(渡辺武男会長)は、1月19日午後3時30分から、吉田町産業会館で「商工業者新年の集い」を開き、地元商工業者や町議など200人ほどが出席。記念講演では、白根市の明和工業(株)、関根繁明社長が「わが社の経営戦略と中国経済情勢」のテーマで講演した。
開会の挨拶では泉光一町長が、燕市、分水町と協議が進む合併を取り上げ「新燕市となると人口規模で8万4000人。特筆すべきは、製造品出荷額で、約3億9000万円となり、新潟市、長岡市に継ぐ県内3位となり、人口規模から見ても特異な地場産業の集積地となる。産業は、これまで3市町でも社会資本整備、行政サービスの基盤であり、合併後もこういうものを基盤に3市町が共同してまちづくりをする。より一層の企業活動の活性化を願います」とした。
来賓祝辞では、赤川清町議会議長、山下俊彦新潟縣信用組合理事長が挨拶。行政と商工業者が一体となっての飛躍に期待を寄せた。
次に、町内企業に30年以上勤続した人の表彰式となり、14人に泉町長から表彰状、渡辺商工会長から記念品を手渡した。
記念講演の講師の、明和工業は、道路工事期間などに使う仮水道管のレンタルを業界で最初に始めた企業。関根社長は会社の沿線を振り返りながら「企業は経営者を超えて成長することはない。経営者自身が、大企業の経営者と会うなどして日々研鑚を。また、厳しいときの判断というものは、ほぼ間違いなくできるが、好調なときほど間違いやすいもの。経営者が裁量を握る部分が多い企業ほど、失敗を経営者自身が素直に認めないと、失敗を失敗と言える人がおらず会社はどんどん悪い方向へいってしまう。経営者が失敗を認めれば社員は修復の方向へ動いてくれる。たとえ経営者でも企業内に1人で解決できる問題などほとんどない。社員と経営者が同じ気持ち、価値観や危機感を共有することができれば素晴らしい企業となる。我々はそういう企業を目指したい」と話した。
また、中国市場については「人に話した時には、もう変化しているほどのスピードで激しく変化している。また、中国人は日本人に似ていて漢字も使うので、日本人に近いと思いがちだが、日本の商習慣や常識は全く通用しない。契約がすべてであり、商談で話の出るうまみは、契約書に記載されなければ履行されず、契約書以上のことは絶対にない。非常にもてなしが上手でのせられてしまうが、契約内容を良く見て契約すれば『だまされた』ということは少ないだろう。中国人は非常に行動力があるので、我々は後ろに3つ目を持つくらいの気構えで対峙したい」とした。
講演の後、渡辺商工会長が閉会の挨拶を行い、懇親会となった。