三条市 自販機から避難情報
三国コカ・コーラと協定
7・13水害以降、「災害に強いまちづくり」を最優先課題として掲げている新潟県三条市は、4月27日、三国コカ・コーラボトリング(株)(平野博史社長、本社・埼玉県桶川市)と「災害時における救援物資の提供等に関する協定」を締結した。
今後、三国コカ・コーラが市内5カ所に設置する電光掲示板を搭載した自動販売機で、災害時の避難情報を流すほか、自動販売機内の飲料を救援物資として活用できるようにする。
自動販売機を設置する5カ所は、体育文化センター、嵐南公民館、勤労青少年ホーム、総合福祉センター、パルムセンター。28日から5月中旬までに設置する。
同社は、一昨年3月から営業エリアとしている新潟県、埼玉県、群馬県の各自治体と協定を結んでおり、三条市との締結で16カ所目。新潟県内では上越市、村上市と締結している。
近年、全国的に災害が多くなる中、「飲料メーカーとして、災害が起こった直後にライフラインが絶たれるが、復旧するまでの間、一時的な水がめとして利用してもらい、その後は避難所で不足しがちな情報源としてほしい」との趣旨で、自動販売機の設置を進めている。
通常時は、時事ニュースを流すほか、場合によって行政情報を流すこともできるという。
今後、自動販売機に災害に関する情報を提供する場合、三条市役所のパソコンから直接入力できる。そして、携帯電話の電波などを使って無線で各自動販売機に情報を伝える。
この日は、午後3時に本間良次郎執行役員新潟支社長らが、三条市役所を訪れ、高橋一夫市長が協定に捺印。その後の歓談で「有効に活用させていただきます」と述べた。
協定では、飲料を救援物資として提供できる基準として震度5弱以上の地震、水害などと決めている。
締結に立ち会った國定勇人市長公室長は、活用方法について「水害対応マニュアルで定めている避難準備情報のほか、平常時に行政情報を流すことも考えられる」と活用法を話していた。
なお、自動販売機を設置するパルムセンター以外の4カ所は災害時の避難所に指定されており、屋内に設置する。パルムセンターについては、屋外に設置して通行人に情報を提供する。
(重藤)
