厳しい環境も園芸・農業用品、PB商品が引っ張り堅調に推移
H21年3月期第1四半期決算
 新潟県新潟市南区清水、(株)コメリ(捧賢一会長)は、7月29日、平成21年3月期の第1四半期決算を発表。個人消費の冷え込みや建築業界の低迷など、厳しい環境の中にあって、主力の園芸・農業用品、価格凍結しているPB(プライベートブランド)商品が引っ張り、業績は堅調に推移した。

 同期の連結営業収益は、前年同期比6・4%増の755億6200万円。利益面では、営業利益が前年同期比5・3%増の59億1200万円に、経常利益は2・8%増の58億3300万円となった。ただ、四半期純利益については、2年連続の赤字店舗、復調が見込めない店舗など9店舗分、3億6100万円を減損損失として計上したため、四半期純利益は前年同期比3・4%減の31億6200万円となった。なお、減損損失を計上しなかったと仮定すると、四半期純利益は同期3・2%増となる。

 同期の小売業界の状況は、物価上昇による消費動向の冷え込みに加え、原油をはじめ素材・資材の価格高騰による仕入コスト上昇の懸念など、経営環境は依然として予断を許さない状況となっている。

 こうした状況に加え、住宅着工件数減少による金物・資材・建材への影響は残っているものの、既存店売上は前年比0・8%増。

 さらに、ガソリン価格の高騰により郊外型店舗の業績が伸び悩む中、小商圏立地のハードアンドグリーンはお客に身近な存在となり、修慮商品の「園芸・農業用品」を中心に売り上げを伸ばした。特に農業資材、肥料・農薬は好調に推移し、肥料に限っては前年比から30%近く売上を伸ばしている。

 また、同社グループではナショナルチェーンの役割として、地域のお客に必要とされる商品を、満足してもらう価格で提供するため、自社開発商品の拡大に努めてきた。その一環として、昨年12月9日からPB商品、全1万3000アイテムの価格を凍結。4月からは、中でもお客の需要の高い1000アイテムに絞って価格凍結を継続している。その甲斐もあって、PB商品は多くのお客からの支持を受け、順調に販売額を拡大。売上は前年比10・8%増となり、灯油を除くPB商品の売上構成比は25%となり、前年同期より約3ポイント増加した。

 出店状況は、売場面積が約4000坪の大型ホームセンター、パワーを新潟県新発田市と千葉県館山市に出店し、ハードアンドグリーンは4店舗出店した。なお、パワー新発田店の出店に伴い、ホームセンター新発田店をハードアンドグリーンに業態転換した。また、ホームセンター1店舗、ハードアンドグリーンを2店舗閉店。これにより、同期末の同社グループ店舗数は、パワー11店舗、ホームセンター127店舗、ハードアンドグリーン786店舗で、合わせて924店舗となった。

 パワー2店舗出店したことにより、出店コストは増加したものの、総人時数の効率化による人件費のコントロールなどにより、販管経費率もほぼ前年並みで推移している。 
                                               (石山)
コメリ