創業の精神を一貫、ユーザー重視
鶴巻刃物
 新潟県三条市林町2、園芸鋏各種製造販売、(有)鶴巻刃物(鶴巻四郎社長)は、エンドユーザーを意識したものづくり、創業からの精神である顧客第一主義を一貫している。

 同社の園芸鋏は国内の農業関係者、造園業者などが主なユーザー。ほとんどがプロユースだけに使い勝手や品質に対する要求は厳しい。

 そんななか、同社製品を新潟県外から買い求めるため、直接同社を訪れるお客もあるなど「手になじんで使いやすい」と熱烈な支持を受けている。

 同社では「私どもの製品を扱う店が近くにないため、この地域を訪れた際に寄ったということだった。こういった隠れたユーザーを大切に掘りおこしていきたい」とする。

 今後もユーザーの要望を反映しつつ「価格に見合った性能、品質を持つものづくり、エンドユーザーを意識したものづくりを続けていく」という同社。切れ味の悪くなった鋏の研ぎ直しや修理にも応じている。

 リユース(再使用)、リデュース(廃棄物の発生抑制)、リサイクル(再資源化)などが叫ばれている昨今にも合致した、この取組みに「鋏の修理は昔からやってきたことだが、社会の流れをみても、使い捨てでなく、物を直して使うということになっていくだろう」と、新たな意義を見出していて「他メーカーの製品でも、大切に使っていただいている鋏が傷んだら、相談を」と呼びかけている。     
                                                (外山)