企業の人材育成目的に、全国でも珍しいケース
中企大三条校、新大MOTと包括連携協定締結
 (独)中小企業基盤整備機構の中小企業大学校三条校(志賀幸夫校長)と新潟大学大学院技術経営研究科(新潟大学MOT・西口隆研究科長)は、3月26日、「中小企業の課題に適切に対応する」ことなどを目的に共同で事業を実施する包括連携協定を締結した。中小企業大学校三条校が外部機関と連携協定を結ぶのは初めてで、独立行政法人と国立大学法人が中小企業の人材育成を目的に、包括連携することは全国的にも珍しいという。

 今回の包括提携による当面の取り組みとして、同大学校の「経営管理者養成コース」修了者が、新潟大学MOTの科目等履修生となる場合に履修費用が免除されるよう検討するほか、同大学校で6月12日から13日に開催する「経営トップセミナーT」で新潟大学MOTの教員が出講すること、互いに事業PRに協力することを当面の取り組みとしている。今後、両者で連携協議会を設置して意見交換し、さらに連携を深める方針。

 新潟大学MOTは、平成18年に開設された専門職大学院。技術と経営の融合に基づく経営管理の視点から「科学や技術の成果を自社の技術や市場といかに結びつけるかという課題を解決し、経営品質を向上する能力を持つ高度専門職業人の育成の必要性に応える」ことを目的としている。中小企業の経営者や経営管理者を対象とした研修を企画している同大学校と提携することで、燕三条地域、県全体の産業活性化に寄与する。       
                                               (外山)