1000円乗り放題が逆効果?
1万人減もおいらん道中艶やかに
 新潟県燕市分水地区の春の風物詩、絢爛豪華な花絵巻、第68回分水おいらん道中が、19日に開かれ、艶やかなおいらんを一目見ようと、県内外から8万5000人が訪れた。

 来場者数は昨年に比べ1万人ほどマイナス。不況から観光バスの台数が減ったことに加え、普通車での来場者も伸びなかった。

 ETC高速道路1000円乗り放題で、個人客の伸びを期待していた担当者も「どうしてか分からない。逆に1000円乗り放題で、東北の方に桜を追いかけていったのだろうか」と首をひねる。

 それでも、大河津分水桜並木には、出発時間30分前の午前零時を過ぎと、通路の脇には何重もの人垣。「前の人見えない。しゃがんで」と声が飛び交った。

 午前0時30分に行列が出発すると、観客はデジタルカメラや携帯電話を手にパチリ。おいらんが途中、途中で外八文字を披露すると、観客からは大きな拍手が沸き起こった。

 桜は見頃を終え、すでに葉の緑色も見え始めていたが、時折吹く風で起こる桜吹雪が、逆に華やかさを演出していた。

 また、ことしから運営費の一部に充てるために行った、1口200円の一般協力金では約30万円ほどが集まった。担当者は「初めてにしては上々。来年度も続けていきたい」と話している。          
                       (石山)