「ふるさと」の風景にこだわり続け30年
加茂市・外石富男さんの写真展 8日から東京で開催
 新潟県加茂市前須田で「といし理容室」を経営する外石富男さんの写真展「越の風巡礼」が、8日(金)から14日(木)まで、東京都港区赤坂の「富士フィルムフォトサロン」で開催される。

 外石さんは、1944年、加茂市生まれ。

 祖父の代から続く理髪店を継ぐため、17歳から4年半長岡に修業に出て、休日には先輩に連れられ登山を楽しむ中で、先輩の持っていたカメラに憧れ、親を説き伏せてカメラを買ってもらったのが写真との初めての出会い。

 その後、1974年に、県展に初入選し、翌年からは、愛読していた雑誌「日本フォトコンテスト」(現在は『フォトコン』)の月例に、中判以上で撮影された作品が対象の「カラー大型フォトサロンの部」が新設されたのを機に、応募を始め、9年間続けた。

 県展や月例に応募することで磨かれた技術は、作品をより高みへと進化させ、1983年は、自然風景の作品で、前出の大型フォトサロンの年度賞四位を獲得し、同年、スナップ写真を応募していた「アサヒカメラ」誌の月例「カラースライド」の部では年度賞1位を獲得した。

 その後も、数々のコンテストや月例で入選を果たし、2006年、写真集「越の風巡礼」を刊行した。

 今回の写真展は、外石さんにとって、初めての個展となる記念すべきもので、50年近くの写真活動の集大成と言える。

 今回は、約30点の作品が並び、地元加茂をはじめとする新潟県内の、季節によって変わるさまざまな表情、魅力を見事に引き出しているものばかりだ。

 外石さんは「個展のお誘いは前からあったが、私の中には、初めに個展を開くのは『花のお江戸』東京というこだわりがあったので、あえて断ってきた。今回ようやくその夢を実現することができた。今回写真展を開催することができたのは、新潟フジカラーの相談役、皆木和紀さんの多大なご助力のおかげでもある。ここ30年近くは、県外ではなく、『ふるさと新潟』の風景にこだわってきた。今回の写真展は、その30年間が凝縮されている」と話す。

 なお、今回の写真展の作品の大部分は、新潟市中央区紫竹山2、フジカラーアウラ内「富士フォトギャラリー新潟」で、6月1日(月)から13日(土)まで開催される個展でも見ることができる。
                                               (杉山)
50年近くの写真活動の集大成