
三条市南四日町四、森コーキ(株)(森武志社長)は、16日、放射線簡易測定器の新製品「放射能チェッカーG(RAT―G)」を発売した。
同製品は、昨年3月の東日本大震災に端を発する福島第一原発事故による放射能汚染被害を受け、東日本を中心に、放射能汚染への不安や「身近な地点の放射線量を知りたい」というニーズに応じる形で販売した旧モデル「RAT―1」の後継機。
安心感のある「国内生産」のブランドと、単4電池3本含めて約110グラムという重量、コンパクトなサイズとボタン1つで簡単に操作できる手軽さから人気を博した旧モデルの良さを発展させた。
庭や公園などの広い空間で線量の高い場所をすばやく発見できる「探索モード」と、健康に与える影響を考える上で重要な被ばく量の積算値を表示する「積算モード」に加え、新モデルでは「測定モード」を追加。カウントダウンを行い、場所を移動せずに5分間しっかり計測することができる。
また、今回、各モードの表示範囲について、下限を下げて、より日常に近い数値を測定できるように改良した。
これは汚染からすでに10カ月が経過し、徐々に線量が低下している地点が増えていることに加え、旧モデルのユーザーが当初は福島県の被災地や関東地方などが中心だったが、徐々に、中部や関西などからの引き合いが増加していることから、「もう少し低い数値を測定できれば」というユーザーからの要望が大きく、それに対応したもの。とくに小さい子どもを持つ保護者からの関心が高かったという。
また、旧モデルと同様に単4電池3本で駆動しながらも、電池を含めた重量を約80グラムに軽量化。
価格はオープン価格ながら、旧モデルが実売1万5000円前後なのに対して、1万2800円前後に値下げし、より手軽に購入できる価格に抑えた。
測定方法は、半導体センサーを使った空気中のガンマ線を測定するポピュラーなもので、信頼性は高いが、空間放射線の検知用なので、食品や生物などの測定はできず、同社では「あくまで簡易的なもの。この測定結果をもとに証明書を発行したり、避難の基準となるようなものではない」と、使用上の注意を呼び掛けている。
問い合わせは森コーキ(株)(TEL0120・177502)へ。
(細山)