生き生きと働き、子育てと仕事両立
つばめ輝く女性表彰2017に2個人、1社 つばめ「人とひと」ふれあいフェスタ2017
 2017年12月04日本紙掲載
 甲田さん
 森田さん
 ハセテック
 女性が活躍しやすい環境づくりを進めるため、新潟県燕市内で働く女性個人や企業・団体を表彰する「つばめ輝く女性表彰2017」で、藤次郎(株)の甲田清香さん、フジイコーポレーション(株)の森田理恵さんがつばめ輝く女性賞に、(株)ハセテックがつばめ輝く女性応援賞を受賞した。

 12月3日午前10時から、燕市吉田産業会館で開かれた、つばめ「人とひと」ふれあいフェスタ2017で表彰式が行われ、受賞者・団体に鈴木力燕市長から賞状と記念の金属性の大皿が贈られた。

 甲田さんは、藤次郎オープンファクトリーナイフアトリエの主任。「藤次郎の包丁を作りたい」と単身長野県から移住し、女性目線の繊細な感性で製品づくりに挑戦している。現在は、料理学校へ包丁の研ぎ方の出張講師を務め、広く世界にも伝えたいと英会話も習得した。

 表彰を受けて甲田さんは「この賞は藤次郎株式会社で頂いたものと思っています」と、上司や同僚の協力があってこそと、また、「いつまで経っても好きなことばかりして、心配をかけている母親にも、この賞を頂いたことを報告して、一番喜んでくれたので、少しだけ親孝行もできたのかなと思っています」と感謝を伝えた。そして、「職人の世界では、女性というのはなかなかいないと思いますが、女性だからって思うこともありますが、これからはそれを生かしていけるように日々精進していきたいと思います」と、今後の抱負を語った。

 森田さんは、フジイコーポレーションで総務部広報担当として、得意の英語を生かして、英語版のホームページやカタログの作成などを行っている。もともと派遣社員でのパートタイムで働き始め、フルタイム勤務、正規雇用とステップアップ。子育てと仕事を両立している姿が、同じ境遇の女性たちの励みになると選ばれた。

 森田さんも、「このような賞とは無縁と思っていましたので知らせを聞いた時はとても驚きました。この賞は私1人の努力で頂いたものではありません」と、受賞を会社の同僚や家族のおかげと感謝し、「今後、このようなつながりを大事に致しまして、また、多くの方に支えて頂いたことを次の世代にも伝えられるように、今度は、私が次の方を支えていけるように日々精進していきたいと思います」と話した。

 ハセテックは、新潟県のハッピー・パートナー企業にも登録され、完全週休2日制の自社カレンダーや、産休・育休、妊娠初期の社員への配置転換や短時間勤務などの配慮など、家庭や子どもを優先するという独自の取り組みが、他の企業への模範になると選定された。

 原田雪枝社長は、「どうしたら働きやすい環境になるのか、どうしたら気持ちよく働けるようになるのか、社員と共に考えながらちょっとずつやって参りました。まだまだ、いろいろな課題を抱えておりますが、これからも、ちょっとずつ皆で考えて、実行していく。そういう取り組みの中で失敗もありますが、成功していくこともちょっとずつあります。そうして、社員が働きやすい会社を目指していきたいと思います」と述べ、受賞に礼を述べた。

 輝く女性表彰の表彰式が行われた、つばめ「人とひと」ふれあいフェスタは、男女共同参画を推進するために毎年行っているイベントで、今年は防災に焦点を当て、静岡大学教育学部教授の池田恵子さんによる講演「助け合う防災教育〜災害時における女性・障がい者・高齢者の防災対策〜」が行われ、避難シミュレーションゲームや「非常食deスイーツ」など楽しみながら防災について学ぶコーナーも設けた。

 開会で上田佳澄実行委員長は、「今年のフェスタは、男女共同参画の視点からの防災をコンセプトに開催します。燕市男女共同参画推進プランの施策の1つとして掲げられているもの、防災における男女共同参画を、いろいろな角度から考え、体験して頂こうとさまざまなイベントを企画しました」とあいさつ。

 鈴木市長は、「男女共同参画社会の形成に向けてということで、毎年開催しているフェスタですが、昨年から会場を移して、従来の講演会中心から、いろいろな体験コーナー、ステージイベントも行って、より多くの皆さんから関心を持ってもらうという内容に変えました」と話して、有意義な1日にしてほしいと呼び掛けた。          (石山)