3年時にはオリジナル商品販売目指す
大島中1年生がル・レクチェでジャムづくり
 新潟県の三条市立大島中学校(田中哲也校長)の1年生が12月4日、地元の特産、ル・レクチェを使ったジャム作りに挑戦した。

 地域の農産物を生かした加工食品についての学びを通して、「ふるさと三条・大島」の産業に対する理解を深め、今後学習する「地域のためにできること」への関心・意欲を高めようと行ったもので、講師は、新潟県立加茂農林高等学校食品製造コースの教員と生徒が「出前授業」の形で務めた。

 この日のル・レクチェを使ったジャム作りは、3年後にオリジナル商品を作り、販売することを見据えた第1弾。総合学習の時間を使い、地域を知る活動として、これまで農業体験などを行っており、1年時で地域を知った後には、2年時で商品開発、3年時には修学旅行で訪れた京都で販売することもすでに予定に組み込まれており、地元での販売も予定している。

 田中校長は、「地域を知る活動を行う中で、地域の良さを生かしたものづくりができないかと考えた」と、中学3年間を通した授業のきっかけを話した。この日の講師を務めた加茂農林高校の生徒についても「生徒にとっては高校生と関わるのもすごく貴重な経験。加茂農林さんに学んでほしい」と話し、今後の継続的な交流を見据えていた。

 4日使ったル・レクチェは、大島の宮島農園が提供したもの。調理実習室には、ジャム作りの前から甘い香りが漂っていた。

 中学生は4、5人ずつ6グループに分かれ、各グループに高校生が3、4人ずつついた。高校生は慣れた手つきで手本を見せてから、中学生が挑戦。「めっちゃうまいんですけど」と高校生顔負けでル・レクチェの皮をむく生徒もいれば、なんとも危なっかしい手つきに、包丁の持ち方から教わる生徒も。ジャム作りだけでなく、部活や高校の校則など、話にも花が咲いていた。 
                            (石山)

 2017年12月05日本紙掲載