第10回新潟出版文化賞・文芸部門賞に
鈴木義則さん 「釣りの楽しみ」
 日本児童文学者協会会員で、童話創作グループ「新潟児童文学」会長の新潟県燕市吉田東町、鈴木義則さんの著書「釣りの楽しみ」が、第10回新潟出版文化賞の文芸部門賞を受賞した。鈴木さんは、「まさか賞をいただけるとは思っていなかった」と驚きつつ、初の応募での受賞を喜んでいる。

 新潟出版文化賞は、県内在住あるいは在住した経験のある人の自費出版図書を公募し、優れた作品を顕彰しているもの。10回目となる今回は123点の応募があり、アメリカ発祥とされる名曲「千の風になって」の訳詞・作曲を担当したことでも知られる新井満さんをはじめ7人の識者が審査。その結果、大賞1点、選考委員特別賞(新井満賞)1点、優秀賞4点、文芸部門賞と記録誌部門賞各4点が決まった。

 鈴木さんの「釣りの楽しみ」は、自身が幼少のころから楽しんできた趣味の釣りとの付き合いをまとめた「ささやかな記念誌」。定年退職後、妻に「我が家の漁師になる」と宣言してからの釣りライフを中心につづったエッセイに加え、釣りを通じて得た経験を踏まえて創作した児童文学「ボクの釣り友だち」を収録しており、釣りへの思い入れと、長年にわたって児童文学に携わる鈴木さんならではの個性が感じられる1冊に仕上がっている。

 12月3日に行われた表彰式に出席し、賞状と盾を受け取った鈴木さん。釣りに関心の薄い人に「楽しさを伝えたい」という思いから執筆しただけに、「選考委員の女性の方に、『釣りのことはあまり分からないけど、面白かった。ゲラゲラ笑いながら読みました』と言っていただけて、本当にうれしかったですね」と、笑顔で話していた。

 なお、「釣りの楽しみ」は税込み1000円で販売している。本文207ページ。サイズは新書版。

 問い合わせは鈴木さん(TEL0256・92・4469)へ。               (山口)

 2017年12月08日本紙掲載