四季島のガイドで949人を案内
ことし最後の県内運行に合わせ JR東日本、燕市観光協会に感謝の盾
 2017年12月01日本紙掲載
 JR東日本が運行する周遊型臨時寝台列車「トランスイート四季島」の新潟県を通過する3泊4日コースの最終日となった11月30日、停車駅の1つ、JR新津駅で、同列車の乗客に対する観光ガイドやお出迎えなどに尽力した沿線の各団体などに対し、同社から感謝の盾が贈られた。

 贈られたのは、同駅でのお出迎えのイベントに参加したほか、乗客に特産品の生花などをプレゼントした新潟市秋葉区と新津観光協会、加えて、同駅から県内唯一の見学場所となった燕市の老舗鎚起銅器メーカー「玉川堂」、そして乗車するJR東三条駅までのガイドを行った燕市観光協会の3団体。

 ことし最後の新潟県通過列車が同駅に停車する午前9時34分を前に式典が行われ、3団体に加えて、同駅の中川裕司駅長も参加した。燕市観光協会からは井上亮事務局長などが参加したほか、実際にガイドを務めた同観光協会の産業観光ナビゲーターでもある齋藤優介係長が、同社の日野正夫常務から盾を受け取った。

 
 
 
 日野常務は、「おかげさまをもちまして、四季島の春から秋にかけての運行はとりあえず終わりました。これから別のコースでの運航になります」とし、事業初年度の手応えを語り、「私どもとしても、さまざまな工夫をしてきましたが、圧倒的に支持されたのは、地元・地域のみなさんのおもてなしです。みなさんの尽力が、その理由になっていました。また、来年の4月から同じコースで運行されることになります。ぜひ、みなさんにも引き続きの協力をお願いしたい」と語った。

 そのあと、ホームではことし最後のお出迎えが行われ、地元、秋葉区の幼稚園児らが乗客を出迎えたほか、燕市観光協会の職員らも、列車を送り出したあとは玉川堂へ向かうバスの前で乗客を出迎えていた。

 同観光協会は、今年度、バス車内でのガイドについては通常運行で26回実施しており、949人の乗客に地域の魅力を伝えた。また、車内でのカトラリーについては、ノーベル賞の晩さん会用カトラリーで知られる燕市内の山崎金属工業(株)のカトラリーが採用されるなど同列車との縁が深い。

 齋藤係長は、「地元のことを伝える仕事を通じて、私としても勉強の1つのきっかけになりました」と話していた。

 また、新津観光協会の担当者は「地元として、こういうチャンスをいただけたのはありがたい。燕市のみなさんは、地元の燕だけでなく、この地域についても理解されているようで、すごいと思いました。四季島を通じて、さまざまな交流ができたのはありがたいですね」と話していた。
                                              (細山)