糸半新聞づくりのため市内企業訪問
中野科学では英論文に興味津々 小池中学校つばくろ応援事業
 燕市立小池中学校生徒会のメンバーが、12月12日午後2時、新潟県燕市小池、(株)中野科学を訪問し、中野信男社長にインタビューを行った。

 燕市が「燕市こども夢基金」を活用し、市内の子どもたちが自発的に取り組む活動を支援する「燕市羽ばたけつばくろ応援事業」に、同中学校の地域貢献活動を行う「糸半(いとはん)プロジェクト」が採択されており、今回もその一環として行われたもの。

 同プロジェクトは、地域の企業経営者や卒業生の話を聞き、生徒自身の地域におけるあり方を考え、視野を広げるために同中学校の生徒会が昨年度から取り組んでおり、今年度はプロジェクトのまとめとして、これまでに同中学校を訪問した地域企業経営者を直接訪問しインタビューを実施、「糸半新聞」を作るために取り組んでいる。

 中野社長は、ことし2月に同中学校で、「学校の授業は宝の山だ」をテーマに、自身の中学時代から大学院進学、今日までを振り返りながら、生徒らに「勉強」について語っていた。

 同社を訪れた生徒3人は、同社の設立時期や従業員数、事業などについて質問したほか、積極的に大学との連携に取り組む同社のスタンスについて質問。

 中野社長は「技術はどんどん発展しています。追い付いていくには、大学と一緒にやるのがいいと思い一生懸命にやっています。世の中のだれも知らないところを研究しているので、ヒントもない中での手探りで進めます。自分で問題を解決していかないといけないのが大変です」としたほか、「資料はすべて英語です」と論文の原稿を披露した。生徒らが興味深そうに眺め、「なぜ日本語ではないのですか」と質問すると、中野社長は「新しい論文は訳したものがないのです。たった今出たものが読みたいじゃないですか。訳したものを待っていたら半年や1年はかかって古くなってしまいます」と答えていた。

 また、中野社長から生徒に向けては、電気自動車などの先端技術や、アジア諸国の急速な近代化など海外に目を向けることを勧め、「みなさんにはがんばってほしい」としたほか、「英語はどんどん勉強してください。英語は世界の共通語です。ないと小さな世界しか分からないですからね」と激励していた。                   (細山)

 2017年12月13日本紙掲載