「政治活動は継続している」
去就については、「党本部の決定に従う」 金子恵美前代議士、自民党三条支部拡大役員会で語る
 2017年12月29日本紙掲載
山田支部長 金子恵美前代議士は12月27日、自由民主党三条支部(山田富義支部長)が新潟県三条市横町二、ザ・ガーデンテラスおゝ乃で行った拡大役員会(衆院選慰労会)に出席し、自身の現況について「政治活動を継続している」と報告。政界を引退する意向ではないことを明らかにしたが、今後の去就については、「選挙で敗れた私の立場から、何かを申し上げることはできない」、「党本部に身を預けているので、その決定に従う」と明言を避けた。

 この日の拡大役員会は、10月の衆議院選挙の振り返り、慰労を目的に行われたもので、関係者40人ほどが参集。山田支部長は開会のあいさつで、「この年末、あいさつ回りをしていると、各場所、特に支持者宅にはまだ金子さんのポスターが張ってあり、『(金子前代議士は)今後どうするのですか』と聞かれるが、返答に困っている」と言及した上で、金子前代議士に対して、「今後についての考えを、しっかりとお聞きしたい」と求めた。

金子前代議士 続いて登壇した金子前代議士は冒頭、衆院選で得た協力、支援に感謝するとともに、「皆さんからそうしたご支援をいただいたにも関わらず、結果を残すことができなかったことはすべて私の力不足に尽きる。本当に申し訳なく、改めておわび申し上げます」と謝罪。野党共闘による相手候補の擁立、「私の選対本部自体の脆弱(ぜいじゃく)さ」を敗因に挙げつつ、「私自身の至らなさ、力不足というものを振り返りながら、この2カ月間過ごしてきました」とした。

 第4選挙区の支部長を務めていた自身の去就については、4区の自民党県議が金子前代議士を次期支部長と認めない意向を示していることも踏まえ、「県議の先生方のご意向は重く受け止めているが、最終的には党本部が判断されること。今後の支部長選考については、私は身を党本部に預けているので、党本部の決定に従う、そのことだけをお伝えしたい。私は落選した身ですから、私の立場から何かを申し上げることはできない」とし、その人事は「落選選挙区の支部長についても、3月の党大会までにはすべて出そろうと言われている」と説明した。

 自身の現況については、「拠点は、主人の持っていたマンションで、新潟と東京を行き来しているので、議員のころとそんなに変わらない生活を送っている」とした上で、「政治活動を継続している」ことを強調した。

 具体的な活動内容については、自身が総務大臣政務官として情報通信分野に携わってきた経験やつながりを生かして「ITの企業、働き方改革を進めている企業のフェロー、顧問のような形で、企業の経営戦略立案のサポート」をしているほか、「議員のときに立ち上げた勉強会、あるいは政策、成立できなかった法案などが4つ、5つ残っている。障害者の方々の就労支援や、乳幼児の液体ミルク普及など、私が関わったものをそのままにするわけにいかないので、相変わらず議員会館に通って、仲間の議員に『こういう形で進めてほしい』とか、そのような活動をまだ続けている」などと紹介。「今の立場でアプローチできる政治、という関わり方をしている」とした。

 会場に詰めかけた報道陣からは、金子前代議士の去就、それに伴う自身の心境について質問が殺到したが、「それ(自分の気持ち)を含めて、私が言える立場ではない」、「党本部に身を預けているので、党本部の判断に従う」とし、理解を求めた。   
                                              (山口)