ワクワク作る、夢かたちに
ファクトリーショップ「T―BASE」外山製作所構内に
T-BASE 新潟県三条市吉野屋、(株)外山製作所(外山裕一社長)は同社敷地内にオリジナル製品の開発・製作、自動車やバイク、自転車などの改造部品を製作するファクトリーショップ「T―BASE」を開設した。ダイハツ工業(株)と連携した「LOVE SANJO with COPENプロジェクト」でカーゴトレーラーなどの開発を発端に、1点もの、オーダーメードなど「ニッチでディープな客層」に対応する大人の秘密基地のイメージで、外山社長は「ワクワク感の詰まったものづくりをしていく1つのきっかけ」と、位置付けた。

 LOVE SANJOプロジェクトでは、ダイハツのオープンカー・コペンを媒介に、三条市、(協)三条工業会、三条商工会議所が連携。工業デザイナーで(有)znug design取締役の根津孝太さんも交えて、オープンカーでもアウトドア道具を入れてキャンプできるようなカーゴトレーラーや、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)とステンレスのハイブリッド構造の専用ボンネットなどを開発した。

 T―BASEでは、このLOVE SANJOの世界観を工場内に構築するとともに、1点モノに対応したオーダーメード化、自動車、バイク、自転車など愛好家のニーズ把握、情報発信機能と併せて、カーゴトレーラーの常設展示・販売を行う。

 外山製作所では、三条市の魅力ある工場づくり支援事業を活用し、T―BASEのデザインには根津さんも関わった。工場内にはCFRPの成形機や旋盤など加工機器も取りそろえて、1品加工に対応する。

 27日午後2時からオープニングトークとして、コペンのチーフエンジニアだった藤下修さん、根津さん、外山社長がLOVE SANJOやT―BASEについてトークセッション。コペンの開発に携わった人たちや、三条工業会、行政の関係者らが「世界のどこに行っても恥ずかしくない品質、技術、職人魂をコペンに乗せて走りたい」、「モノづくりから、一方通行でないコトづくりへ」という開発者たちの思いに聞き入った。

 根津さんは「ここを秘密基地のようにして、いろいろギリギリなものを生み出していきたい」、藤下さんは「シンキングスペースに」とT―BASEの使い方を提案していた。自らユーザーであり、ユーザーに寄り添うかたちで新たな製品を開発・製造する拠点で、燕三条地域の技術を応用し「夢がかたちになり、次の夢がかたちになっていく」。

 営業時間は午前8時から午後5時まで、土、日、祝日は定休日。

 問い合わせは、外山製作所(TEL0256・45・5331)へ。 
                                                (外山)

 2017年5月29日本紙掲載