合格祈願、ニーズに応え1月から
菓子店も前倒し快諾 道の駅国上で天神講菓子販売
 新潟県燕市内、特に燕地区と分水地区で盛んな風習、天神講の2月25日(日)を前に、1月6日から21日(日)まで、道の駅国上内ふれあいパーク久賀美で、一足早く天神講菓子の販売を行っている。

 天神講は、毎年2月25日の菅原道真の命日になると床の間に天神様の掛け軸を飾り、家内安全や子どもの学力向上を願い、天神様や魚、縁起物をかたどった菓子を供える行事。かつては県内の至る所で見られたが、現在は、燕市や見附市、旧新津市など残っている地域は限られている。燕市では、鈴木力市長が就任時から観光資源としてPRに取り組んでおり、毎年、市内外での菓子の展示販売などを実施。市内の10店以上の菓子店が菓子を製造販売している。

 道真公が学問の神様として全国的に知名度が高いこともあり、「天神様のお菓子を食べると頭が良くなる」という通説から、菓子を買い求める受験生が多い一方で、大学受験についてはセンター試験や私立の入試が1月に行われることが多く、毎年、「1月に売ってほしい」いう要望が絶えなかったこともあり、今回、菓子店の協力で、この時期に販売することとなった。

 クリスマスやバレンタインデーなど菓子店が繁忙期を迎えるため、天神講菓子については2月に入ってから製造を始めるところが多い中、昨今の天神講菓子の売上上昇などを背景に多くの菓子店が1月の製造を快諾。金花糖、粉菓子、生菓子の3種類すべてが並んでいる。初めての取り組みということもあり、各店舗のすべての商品がそろっているわけではないが、主役の天神様をはじめ主要な商品はすべて並んでおり、何を買おうか迷うほどの多彩な品ぞろえとなっている。

 また、今回は受験合格祈願をテーマにしているため、分水地区の菅原神社でお祓いした市内産コシヒカリ「合格祈願米」のほか、9月の観光イベント「越後くがみ山酒呑童子行列」に関連して、人気漫画家・永井豪さんのオリジナルイラストが描かれた、お札付きの「酒呑童子絵馬」なども合わせて販売している。

 販売担当者は「朝から買われていくお客さんが多いです。受験だけでなく、懐かしさから買われていく方も多いようです」と話していた。

 販売時間は午前10時から午後5時30分まで。

 9日(火)、十5日(月)は休館日。

 問い合わせは道の駅国上・鴨井さん(TEL0256・98・0770)へ。
                                                (細山)

 2018年01月07日本紙掲載