国内製造比率、順調に増加
高付加価値、オンリーワンを「燕三条から発信」 ツインバード工業(株)賀詞交歓会
 2018年01月12日本紙掲載
野水社長 新潟県燕市吉田西太田、ツインバード工業(株)(野水重明社長)は、1月11日午後4時から、燕市井土巻三、燕三条ワシントンホテルで、取引先や関係者などを迎える恒例の新春賀詞交歓会を開催。昨年を上回る168社、248人が出席した。

 野水社長は開会あいさつで、今回の大雪に触れ「経営は、ある程度はマネジメントできるようになってきたが天気まではマネジメントできませんね」と会場を笑わせた上で、昨年を振り返り、ことしの抱負を語った。

 昨年については、はじめに、燕三条工場の祭典、燕三条トレードショウ、燕三条ものづくりメッセの地域の3大イベントすべてに参加できたことを振り返り、中でも初参加となった工場の祭典について、「組み立てラインは初めて公開させていただいた。私たちツインバードのものづくりをご覧いただき、たくさんのお客様から励ましの言葉をいただいた。私たちの進むべき道は、燕三条の高い技術と経営支援をもってお客様と向き合い、社会の役に立つことの大切さを再認識させていただいた」とし、ことしも地域のイベントに積極的に参加することを誓った。

 また、昨年は白物家電に参入したことを紹介。「国内は少子高齢化が進み、一方で核家族化、女性の社会進出により、1人暮らしに向けたライフスタイル家電の需要が高まってきている。日本の暮らしに寄り添った白物家電を提案したい。ツインバードだけのオリジナリティーのある商品を提案する。2018年には、さらにわくわくする商品で提案していく」とした。

 また、全国ネットのテレビ番組「カンブリア宮殿」で取り上げられたことについて、「この番組では、燕三条のものづくりを取り上げたが、地域のみなさんとの共存共栄を図っていくことを全国に発信しました。自社にとって大きなこと」と語り、東京都内の拠点、日本橋ゲートオフィスについて「今後も東京での拠点化をしっかり生かしていきたい」とした。

 さらに日本橋ゲートオフィスにオープンさせた「GATE CAFE」を紹介。燕三条地域のブランド製品を扱うブランドショップとカフェを融合させたユニークな施設で、野水社長は「これまでは、イベント形式でお客様との接点を作ってきましたが、今回は、店舗を作った」とし、地域の情報発信に加え「お客様と一緒に、さらなる付加価値を創造する場所として発展させていきたい」と語った。

 また、野水社長は、ことしについて、少子高齢化や来年に迫った消費増税など一部状況の変化を踏まえ、「少ロット、他品種、スピード開発を徹底し、お客様の声に柔軟に対応し、さらなる発展を図っていきたい」とし、自立的な組織を目指すことをテーマにブランディング生産性の向上、海外事業の推進など取り組むことを誓った。

 また、昨年の賀詞交歓会で「国内製造比率30%を目指す」と目標を掲げたことに触れ、「地域のみなさんの多大なるご協力で、順調に増加している」とアピール。「品質やデザインに妥協せず、付加価値を高めることに努めた商品作りを燕三条から発信していきたい」とし、各企業の協力を求めた。

 このほか、会場には同社の新製品も展示しており、宴席前には来場者の多くが興味深く見学する姿が見られた。     
                                               (細山)