きむらゆういちさん脱帽の完成度
第2回手づくりしかけ絵本コンクール入賞作品決まる
 新潟県三条市主催の「第2回手づくりしかけ絵本コンクール」の入賞作品が決定した。最優秀賞は一般部門が東京都のペンネーム・マリーさんの「はじめてはなす日」、東京都の一ノ瀬仙太郎君の「イソ太郎のぼうけん〜とびだせ!ぼくの海図かん〜」で、両者とも昨年の第1回コンクールで優秀賞の受賞者だった。

 市立図書館栄分館・えほほんでしかけ絵本の蔵書日本一を目指す「しかけ絵本日本一プロジェクト」の一環で、今回のコンクールには北は北海道から南は宮崎県まで、高校生以上の一般部門に73点、中学生以下の子ども部門に27点、合計100点の応募があり、絵本作家のきむらゆういちさん、いしかわこうじさん、三条鍛冶道場の長谷川晴生館長らを審査員に両部門合わせて12の入賞作品を選んだ。

 きむらさんは「はじめてはなす日」の講評で「知らなかった。赤ちゃんは人間のことばをしゃべる前はペットとは話すことができたなんてボクも知りませんでした。そして1番泣けたのはペットとの回想シーン。負けた!」と仕掛けと合わせて物語にも脱帽したと寄せている。

 「イソ太郎のぼうけん〜とびだせ!ぼくの海図かん〜」の講評では、「イソ太郎のカニなまりが可愛い。しかけも各ページよく工夫してあって楽しい。そして、何よりスゴイのは、魚の絵が生きてるみたいだ」と、九歳の作品とは思えない完成度に触れている。

 入賞作品は、手づくりする工程すら想像できないようなしかけで、前回に引き続き完成度の高さに審査員も驚いていたという。

 27日(土)午後2時から三条市役所栄庁舎の教育センターで表彰式を執り行い、きむらさん、いしかわさんが作品を解説する。同日から29日(月)まで同センターで、2月2日(金)から4日まで中央公民館で作品展を開催する。
                                             (外山)

 入選作品は次の通り(敬称略)。
●一般部門
【最優秀賞】▼「はじめてはなす日」マリー(東京都)【優秀賞】▼「おばけなんてでないよね?」おおたにるみこ(新潟県)▼「ムムムむしめがねくん」高橋紘実(三重県)【しかけ部門賞】▼「ともこちゃんのランドセル」新田一良(埼玉県)【ストーリー賞】▼「でっかい えをかいたら…」あんどうくにお(岐阜県)【入賞】▼「あめふり」鈴木さら(茨城県)▼「すばらしいせかい」もりけいし(静岡県)

●子ども部門
【最優秀賞】▼「イソ太郎のぼうけん〜とびだせ!ぼくの海図かん〜」一ノ瀬仙太郎(東京都)【優秀賞】▼「とびだすおもいでのほっかいどう」傍島杏(岐阜県)▼「アゲハチョウのせいちょう」齋藤丈蔵(広島県)【入賞】▼「犬のおやゆび」山元菜那羽(東京都)▼「カラスのゆうびんやさん」榎南美(新潟県)

 2018年01月17日本紙掲載