三条別院、中央商店街、商品開発で連携
お取り越し、まち挙げたもてなし継続
 新潟県の三条中央商店街の商店主らが、真宗大谷派三条別院と連携した商品開発に取り組んでいる。地元の食材を取り入れた菓子や、ラベルやパッケージを工夫した地酒などで、「お取り越し報恩講」に向けて別院側から連携の呼び掛けがあり、同商店街青年局として新潟県の「がんばる商業者グループ育成事業」を受託した。

 昨年11月のお取り越し報恩講に向け、同年10月に第1回目の勉強会を開き、中央商店街に約1カ月間、仏教の5色幕をイメージしたのぼりを掲げたほか、同商店街の商店では報恩講特別ラベルの地酒「五十嵐川」や、「御坊様焼きまんじゅう」などの限定商品を販売。イベントマップを作成して、各商店を巡るスタンプラリーも行った。

 三条別院の齋木浩一郎列座兼書記は商店街との連携について「11月6日には団体参拝の100人ほどに商店街を歩いていただいた。露店イコールお取り越しというイメージが強いが、のぼりの効果もあり、まちを挙げてのお取り越しという気持ちをいただいた」と評価。来年以降も連携、協力を続けたいと話した。

 22日には第2回の勉強会が開かれ、講師に(株)群馬マーケティングセンターの沼澤啓吾さんを迎え、別院参拝者らに向けた土産物などとして、和菓子、洋菓子、日本酒の「モホロジカル・スケッチ」と呼ばれる発想技法で商品企画を実践した。

 商店主が作成した商品企画書から、味、パッケージ、材料などのイメージからアイデアを出し、組み合わせていく方法で、「お経が書かれた紙でくるまれている」、「別院の庭の梅や柿を使う」と三条別院や三条市を連想させるアイデア、商品と体験を組み合わせるアイデアが次々と出ていた。

 商品企画を出した商店主らは「作る立場、売る立場では出てこない発想で、次につながる2品目、3品目が発想として出た」、「バリエーションや種類を増やせる。実験、試作してみたい」と手応えを感じていた。

 講師の沼澤さんは「どうやって商品開発を進めるかという発想を学んでいただきたい。もっとじっくりと時間をかけてアイデアを出したり、きょうのアイデアをブラッシュアップしていってほしい」と話していた。          
                                               (外山)

 2018年01月23日本紙掲載