旧燕工業高跡地、再びにぎわい

燕北多目的武道場オープン、4種のアスリート弁当発表
  旧新潟県立燕工業高校の校舎の一部を改築した燕北多目的武道場が竣工し、1月28日のオープニングセレモニーでは空手、合気道、少林寺拳法、太極拳の演武、空手教室が行われ、新潟県の燕市が取り組むアスリート弁当も披露された。

 鉄筋コンクリート造2階建、1977・06平米の建物のうち659・72平米に1億9800万円を投じて改築し、10メートル×10メートルの空手の試合会場が3面とれる武道場、シャワーブースや洗面所を備えた男女別の更衣室、トイレ、倉庫などを備え、駐車場には自動車109台を収容可能。

 開館時間は年末年始を除いて日曜、祝祭日は午前9時から午後5時まで、平日は午後9時30分までで、多目的武道場は1面あたり30分、200円で利用できる。

 オープニングセレモニーでは、日本大学空手部元主将の永田大貴選手、山梨学院大学空手部三年の渡辺ほのか選手、馬場ひかる選手、国士舘大学空手部の酒井大輔選手ら燕市出身の有力選手や、KARATE2020アンバザダーの高野万優(まひろ)選手をはじめ、つばめ市太極拳連合会、燕少林寺拳法スポーツ少年団、燕市合気道協会の選手らが演武を行い、空を割くように突きや蹴りを繰り出す音や、気合の掛け声が新しい武道場に響いていた。

 
 
 
 鈴木力燕市長は式典で「武道から高齢者の健康運動体操まで多目的に利用できる武道場。隣に特別養護老人ホームが完成し、多目的武道場と少しずつにぎわいの場、市民が交流し活動する場として生まれ変わっている。残る第4棟とグラウンドと計画的に取り組みたい」と残る跡地活用にも触れ、2020東京オリンピックの正式種目の空手をはじめとした武道に限らず、幅広い市民の活動、交流の場としての武道場活用を呼び掛けていた。
 
 来賓では倉栄新潟県議、中山眞二燕市議会議長が祝辞を述べた。中山議長は「本来は県立武道場を誘致していたが、このように立派な武道場ができたことを喜んでいる。世界大会で10代の選手が活躍しており、子どもたちが施設を活用してよい成績を上げ、自分自身を磨いてもらいたい」と跡地活用の紆余(うよ)曲折も踏まえて感慨深げだった。

 式典や演武の後には、市内の小中校生約110人が参加して、演武を披露した有力選手が指導する空手教室も開かれた。

アスリート弁当

 この日披露されたアスリート弁当は、各種スポーツ大会や合宿などで年間1万人から2万人が燕市を訪れることから「合宿、大会と、宿泊や食事、観光、土産物をパッケージで提供する地域スポーツコミッションの第1弾」として開発を進めているもので、燕市体育協会と官民一体型で立ち上げる地域スポーツコミッションには、地域おこし協力隊員を募集して配置する予定。

 メニューは、シドニーオリンピック女子10000メートルに出場し、「オリンピアン初の管理栄養士」でもあるチームミズノアスレチックの高橋千恵美さん監修で、目的別にスポーツ選手のコンディショニングに必要な栄養素が摂取できるよう「スタミナアップ」、「エネルギーチャージ」、「コンディショニング」、「疲労回復」の4種を開発し、大会などの参加者・団体から大会事務局が注文を受け、地域スポーツコミッションがとりまとめて発注する。

 3月1日(木)から弁当を製造する業者を公募し、4月から販売開始予定で、予価は税込み700円。できるだけ地場産の食材を使用し、平成28年度に市内で開催された156大会、約19000人の半数、9500食の販売で655万円の経済効果が期待できるという。                                            (外山)





 2018年01月28日本紙掲載