雨でぬかるんだ田んぼもなんのその
燕市新保地区で田んぼアート稲刈り
 新潟県燕市新保地区、米納津地内の吉田ふれあい広場脇の田んぼで9月30日、田んぼアートの稲刈りが行われた。田んぼは前日の雨でぬかるんでいたが、市内の親子を中心に310人が足をとられながらも稲刈りに精を出した。

 田んぼアートは、燕市とJA越後中央、新保富永集落、西蒲原土地改良区南地区で構成する燕市景観作物推進協議会(浜田勝人会長)の主催。台風24号の接近で心配されたが、日中は持つとの予報で前日夕方には実施を決め、参加者も例年並みで、三条市や新潟市など市外から訪れる人もいた。

 今年の図柄は、市を挙げて売り出している天神講の菅原道真公。道真公は学問の神様とも言われ、この日収穫した米は、燕市渡部の菅原神社で祈とうし、「合格祈願米」として、11月上旬に市内の中学3年生に50グラムずつを配布することにしている。

 田んぼアートでは、例年であれば、収穫した稲は、昔ながらの「はざ掛け」で乾燥させるが、今回は、台風24号の影響もかんがみて、はざ掛けではなく、ビニールハウス内で乾燥させ、後は例年通り、後日、参加者に配布することにしている。例年とは勝手が少し変わったが、はざ掛け用に小分けにするよりも、まとめて運ぶことができ、「こっちの方がスムーズだ」と話す担当者もいた。

 「足が抜けない」、「どろがついた」と、毎年参加している子どもたちでも、ぬかるんだ田んぼでの稲刈りに悪戦苦闘だったが、コツを覚えれば早いもので、刈り取った稲を、母親に向かって自慢げに掲げる子どももいた。また、地元のご当地ヒーロー、方言戦隊メテオレンジャーも応援に駆け付け、こちらは手慣れた作業でどんどんと稲を刈り、運び、「メテオレンジャーはえー」と子どもたちは羨望(せんぼう)のまなざしを向けていた。                      
                                               (石山)



 2018年10月01日本紙掲載